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チャラン・ポ・ランタン Vo.ももの
私の想ひ出のショウ Vol.45

2019/9/20

連載コラム

ラララ、過ぎる 編


「ラララ、ちりめんじゃこ。」

これぞ呟きぞ、そんな呟きを、ツイッターにて呟いた。

ここ最近は、ソーシャルネットワークサービスに嫌気がさして、呟きという呟きを以前よりもしなくなった。
いつぶりだろうか。私は、誰も損することもなければ勿論得もしない、そんな呟きをずっとしてきた。心がけていたわけではなく、そういうことしか呟くことがなかったのである。

だけれども私は、誰かに見られている、ということに気が付いてしまったその時から、呟く気を失ってしまったのだ。意味など勿論ひとつも無い私の呟きに、意味を見出そうとしているひと、ましてや意味はこれだと言うひと、その裏の意味さえ読み取るひと。ひとに見られて初めて発生する現象だ。頼んでいないというのに、私の呟きひとつについて、あれこれ言ってくれるのだ。

見られるということは、そういうことだ。

しかしどうだろう、3年半も続けているこの連載は、いつだって私の味方なのである。

どうしてだろう、そんなことを考えていたその時、私はある事に気が付いた。

ー「また、締め切りを、過ぎている」ー

本当に、ああ、本当に、時間という時間はいくらでもあったというのに、私は毎月のこの連載の締め切りを何度過ぎてしまった事だろう。これといって大した内容の文章も書いていないくせして締め切りまで守らないましてや文字数まで(詳しくは前々回あたりの連載を)…情け無い。

そうなると「ラララ、ちりめんじゃこ。」という呟き、これを見た担当者の方は文章も書かずしてこんなクソしょうも無え呟きをしているなんて頭がオカシイんじゃないかと、私のことをそう思ったと思う。実際私も私のことをそう思う。でもそんなこと今に始まったことでも無いと思う。

目の前のベンチに座っているオレンジ色のベストを着たおじいさん寄りのおじさんと目が合った。あなたも私のこと、そう思ったのだろうか。

さて、あっという間に夏が過ぎようとしている。

来年の夏はオリンピックがやって来る。

先日パラリンピックが丁度一年後! というその日、パラに関連したイベントが代々木公園で行われ、私たちも出演してきた。夏なのに夕暮れ時でとっても気持ち良く、あっという間にラストの曲。限られた持ち時間の中で組んでいたセットリストだったのだが何を思ったのか気持ち良くなってしまったのか残り二曲 ! と叫んでいた。
隣で首を横に振る姉。その奥でまた首を振るイベントスタッフさん。

それが私の想ひ出。

与えられた時間は過ぎてはいけない。

締め切りも、持ち時間も。過ぎてはいけない。

ラララ、ちりめんじゃこ。アディオス。

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