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「BRANDON LEE ミュージカルシンフォニーコンサート」特集 第4弾!俳優 ユ・ジュンサン インタビュー

2023/6/18

インタビュー

BRANDON LEE ミュージカルシンフォニーコンサート フランケンシュタイン&ベン・ハー

『フランケンシュタイン』ビクター・フランケンシュタイン役、『ベン・ハー』ベン・ハー役、両作品のオリジナルキャストのユ・ジュンサンさん。ミュージカル、ドラマ、映画と長きにわたってご活躍されています。『棚ぼたのあなた』『がんばれ!プンサン』『驚異的な噂』などの、映像作品ではじめて出会った方も多いのではないでしょうか。映画監督もされていて、『フランケンシュタイン』日本公演初日を観劇後に、同じ役を演じた中川晃教さんと交流を深め、ご自身の映画で共演もされています。チャーミングなお人柄も素敵で、インタビュー中も終始盛り上げてくださいました。両作品の魅力や経験、日本でのさまざまな思い出、コンサートに向けた思いなどを聞きました。

Brandon Leeは韓国の天才音楽家

――『ベン・ハー』の作品と曲の魅力についてお聞かせください。

原作の雄大さを舞台で具現し、その感情に合った歌で物語に浸ることができるように作られていました。音楽はメロディーと歌詞が絶妙に融合し、何を話そうとしているのかがはっきりと伝わりました。


――ベン・ハーを演じたご感想をお聞かせください。

ベン・ハーを演じるために、体もすごく作り上げました。そして、自分の人生を再現するという形で、本当に心を込めて、演技させていただきました。

――『フランケンシュタイン』の作品と曲の魅力についてお聞かせください。

ビクター・フランケンシュタイン(以降ビクター)という人物の苦悩と旅程が舞台で具現される瞬間ごとに、まるでそこにいる感じがするほど表現されて良かったです。ナンバー一つひとつにそれぞれの人物の喜怒哀楽がよく表現されて、俳優の立場からもその感情の幅が深く近づいてきました。


――『フランケンシュタイン』『ベン・ハー』を演じるうえで、何か特別なことはありましたか?

感情を伝えるというところにすごく力を入れまして、自分でも分からないくらい感情が入っていました。全身で感じたことを表現しました。


――Brandon Lee楽曲の印象や、実際に作品で歌って感じることをお聞かせください。

Brandon Lee(イ・ソンジュン監督)と、とても長い間作業を共にしてきましたが、細やかさから、ぎっしりと染み込む感情と余白まで、歌の一つひとつが生きていることを感じました。彼は韓国の天才音楽家です。


――先日、イ・ソンジュン監督が、「ユ・ジュンサンさんが一週間に一度は必ず電話をしてきて、歌を歌ってアドバイスを求めてくるんだ」とおっしゃっていたのですが、常に向上心を持ってご連絡されているのでしょうか。

イ・ソンジュン監督とはすごく仲がよくて、電話する度に歌うと、監督がずっと聴いてくれるので、また電話して歌うということをいつもやっています。


――歌がコミュニケーションのひとつなんですね。

そうなんです。


――韓国公演に出演されましたが、観客の反応はいかがでしたか?

公演ごとに一緒に泣いたり、笑ったり、その時の観客の姿が目に浮かびます。 大変な公演なので、終わった後に感情を落ち着かせるのが本当に簡単ではなかったのですが、公演ごとに起立してくださって、その余韻を共にしてくださる観客の方々を見る度に自分がこの公演に参加している自負心を感じます。すべての観客の皆さん、愛してます。

学生時代に何度も訪れた日本で公演できることは幸せ

――『フランケンシュタイン』日本公演の初日に来日されていましたが、観劇時の率直な感想はいかがでしたか?

日本公演を観劇したことをよく覚えています。中川さんが一番目立っていましたね。私と同じビクターをされていましたので、余計に印象に残っています。そして、日本ではいろいろと公演に出演できたことが、本当に幸せだと感じています。学生時代に日本に何度も公演を観に行ったことがありまして、その当時を思い出しています。今もそのおかげでたくさんのことを感謝していて、中川さんとは僕が監督した映画『スプリングソング』に一緒に出演できたことも、本当に嬉しく思っています。『スプリングソング』は、2年前に、釜山映画祭に出品しているんです。ロンドン映画祭にも出品しました。富士山で撮った映画です。


――今回来日されて、コンサートに出演することに対してはどんな思いですか?

初めて日本で公演に出演したのがすごく昔だったと思うのですが、日本で上演したはじめての韓国ミュージカルだったのかなと思います。日本に行く度に、以前行った場所を見ながら、ここでやったな、10年前にやったなという記憶を思い出しながら、その場所を訪れています。今回も日本でできることを、楽しみにしています。


――これまでの日本の公演で印象に残っていることはありますか?

すごく印象的だったのは、雨の日に、日本のファンの方たちがずっと並んで、お見送りしていただいたというのがとても印象的で、忘れられません。


――たくさんのミュージカルにご出演されていますが、特に印象に残っている作品はありますか?

『フランケンシュタイン』のような作品が韓国にはなかったので、本当に渾身の心を込めて演じました。この原作が本当に100年前に作られたのかというところなんですが、生と死をこのように表現する作品に出会ったことが本当に素晴らしかったです。先日出演した、ブロードウェイミュージカル『ビートルジュース』も似たところがあって、死ぬほど大変だったのですが、『フランケンシュタイン』で経験していたので、比べるとそこまでではなかったです。やはり『フランケンシュタイン』が一番大変な作品です。

観客に良い記憶と思い出を作ってあげたい

――今回のコンサートで、『フランケンシュタイン』『ベン・ハー』で共演された韓国の皆さんや、日本の皆さんと共演されますが、どんな思いですか?

日本の俳優、オーケストラの方々と一緒に出演できることが、何よりも楽しみです。


――日本からは加藤和樹さんが出演されますが、加藤さんの印象などありますか? 

加藤さんもすごくいいですよね。本当に楽しみです!


――日本公演の抱負をお聞かせください。 

毎回公演する度に感じることですが、日本での公演はわくわくして幸せです。 私たちの公演に夢中になっている観客を見ながら、もっとうまくやらなければならないという気持ちになります。その方々に良い記憶と思い出を作ってあげたい気持ちが大きいです。今回の公演も楽しみです。


――最後に、今後のご活躍を楽しみにされている方に、メッセージをいただけますか。

これからドラマに出演予定なのですが、日本をモチーフにした作品です。『旅屋おかえり』というドラマです。そして、今後の日本での公演を本当に楽しみにしています。自分もだんだんと歳を取っていくのですが、これからもさらに気持ちは若く!これからも皆さんとお会いできることを、日本での公演を本当に楽しみにしています。ぜひお会いしましょう。



取材・文:岩村美佳
写真提供:EMKミュージカルカンパニー

【ユ・ジュンサン プロフィール】

ドラマや映画、ミュージカルだけでなく作家としても活躍し、知的な外見と魅力的な低音ボイスで多くの女性の心を掴み、韓国で視聴率40%を記録したドラマ『棚ぼたのあなた』で世の女性の理想的な旦那役を演じた。このドラマをきっかけに「国民の夫」の愛称がついた。
演技に対する情熱も人一倍熱く、役作りのために涙ぐましい努力も注目されている。

◆ドラマ 2022 tvN 「還暦:光と影」2022 tvN 「還暦」2020 OCN「驚異的な噂」2020 JTBC 「優雅な友達」2019 KBS 「どうしたの、プンサンさん」2017 SBS 「操作」2016 tvN 「笛を吹く男」2015 SBS 「風の便りで聞きました」2013 SBS 「出生の秘密」2012 KBS 「つるごと転がってきたあなた」2007 SBS 「江南ママに追いつく」2005 MBC 「英才の全盛時代」2004 SBS「土地」ほか多数

◆ミュージカル 2021「ビートルジュース」2019「英雄本色」 「あの日々」2018「バーナム:偉大なショーマン」「三銃士」 2017「ベン・ハー」2016 「あの日々 」 「フランケンシュタイン」2015「ロビンフック」2014「あの日々」「フランケンシュタイン」2013「三銃士」「レベッカ」「あの日たち」ほか多数

  

BRANDON LEE
ミュージカルシンフォニーコンサート
フランケンシュタイン&ベン・ハー

■作曲 BRANDON LEE  /  指揮 イ・ソンジュン
■出演
韓国キャスト:ユ・ジュンサン(大阪公演のみ) 
       KAI
       パク・ミンソン
         ミン・ウヒョク(東京公演のみ)
日本キャスト:加藤和樹
■演奏   
東京公演:東京フィルハーモニー交響楽団
大阪公演:関西フィルハーモニー管弦楽団

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東京公演 ※公演終了

|日時|2023/06/17(土) 18:00
|会場|文京シビックホール 大ホール
▶▶ 公演詳細

大阪公演

|日時|2023/06/19(月) 18:00
|会場|フェスティバルホール
▶▶ 公演詳細

  

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