テレビ番組に、マナー講師なる人が出演していた。

色々な場面でのマナーをクイズ形式にして出題し、ゲストの芸能人がそれに答えるというコーナーのようだ。

フランス料理の食事マナーの2択クイズが出題された時、ゲストのほとんどがAの札を上げていたが、マナー講師が得意げに、ドヤ顔で、ドヤ声で「正解はBです！」と言った。

ゲストの芸能人たちからは「えええぇ～！！」という声が漏れた。

…いやそれもうAが正解でええやん。

正解は一体、誰が、どういう基準で決めてるんだろう。

若者の言葉遣いについても同じように思うことがある。

少し前に塾講師のアルバイトをしていた時、中高生の言葉遣いにモヤモヤすることも多かった。

だってみんな問題を間違えたりする度に「ぴえん」だの「ぱおん」だの言うんだもん。

授業が終わったらすぐTikTok用の動画撮ろうとするし…

ただ、古文や歴史を勉強した人にはわかると思うけど、今と昔じゃ話し言葉も書き言葉も全然違う。

いつの時代も「最近の若者は…」と言われながら若者が日本語を少しづつ変えてきたんだと思う。

もしかしたら数年後には総理大臣が普通に「～してもろて」と言っているかもしれないし、ナイフ・フォークも足で持つのが正しい食事マナーになっているかもしれない。

まあ、フランス料理とは無縁の生活を送ってる俺には関係無いからどっちでもええんやけど。


P.S.俺が毎日フランス料理を食べることができるように皆さんもっとライブに来てもろて。

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・OKOJO 連載コラム OKOJOまつしたの「ええんやけど」Vol.3
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