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OKOJO 連載コラム
OKOJOまつしたの「ええんやけど」Vol.1

2021/10/20

連載コラム

OKOJO

はじめまして。まつしたです。OKOJOという3人組バンドでベースボーカルをしています。
新しいアー写は柴犬と一緒に撮りました。
来月「SHIMAUMA」というアルバムをリリースして、ツアーをします。
オコジョ、柴犬、シマウマ。ややこしくてごめんなさい。

人生で初めてコラムのお誘いを受けた。
普段、「毎日絵日記」と称して、アルバムを買った人だけが見ることができるページで毎日、イラスト付きの日記を載せているので文章を書くことには慣れているはずだが、こう「コラム」と言われるとなかなかキーボードを打つ手が進まない。
タイトルは「ええんやけど」にした。
俺が日頃感じる「まあ、別にええんやけど、ちょっとモヤモヤするなあ」という事に関して書いていこうと思う。
OKOJOにも「ええんやけど」という曲があるので知らない方は是非聞いてください。

最近、お昼にやっている料理番組を見ていると料理研究家っぽい女性が
「豚肉に塩コショウを振って“あげて”ください。」と言った。

振って“あげて”ください。

豚の身になれば、殺され、切り刻まれ、食肉にされ、味付けされ、食われる寸前なのに、この女性はどういう心境で今更そんな気遣いをしているのだ。
しかも「あげて」という上から目線の言葉からあたかも豚が喜ぶかのような印象を受ける。
豚からすれば知ったことではないし、そんなことは食べる側の自己満足でしかない。

「この豚野郎に塩コショウを振ってやれ!!!」

もし俺が豚ならば、むしろこう言ってもらった方がすがすがしいだろう。
とはいえ俺も豚肉はよく食べるし、命をいただくことへの感謝を毎度しています。

まあ別に、ええんやけど。

こんなことを書いているとトンカツを食べたくなってきた。

PS.来月もぜひ読んで“あげて”ください。

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