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【インタビュー・望月歩×秋元真夏】男二人の人生が入れ替わる映画をコメディ要素をアップして舞台化

2023/12/22

インタビュー

『鍵泥棒のメソッド→リブート』

2012年に公開後、数々の賞を受賞し、韓国や中国でもリメイクされた大ヒット映画「鍵泥棒のメソッド」を、ジョビジョバのマギーがコメディ要素をパワーアップして舞台化する『鍵泥棒のメソッド→リブート』。とんでもない事態へと展開していく痛快な作品に、若手ながら数々の映像作品で異彩を放つ望月歩と、2023年に乃木坂46を卒業した秋元真夏が出演する。取材当日が初顔合わせながら、和やかな雰囲気の二人。話を聞くと、上演台本・演出を担うマギーへの期待や、舞台版ならではの役作りなど前向きな気持ちに溢れていた。

――内田けんじさん監督・脚本の人気映画が、コメディの名手・マギーさんによって「リブート」されますが、オファーを受けたときの感想は?

望月歩(以下:望月)「マギーさんとは以前に映像作品でご一緒し、現場で尊敬できる部分が多かったので嬉しかったです。マギーさんは役者とは違った視点で作品を観られていて、色々なアドバイスを投げかけてくださり、そのアイデアや柔軟性を『格好いい!』と思っていました」

秋元真夏(以下:秋元)「私はこの出演が決まる前から、とても面白い映画だなと思っていたので、久々の舞台で少しプレッシャーはありますが、それよりも楽しみな気持ちのほうが大きいです。帰るときにはお客様も人生の主人公だと思える作品になると思います」

――売れない若手俳優・桜井(望月)と、伝説の殺し屋・コンドウ(少路勇介)の人生がひょんなことから入れ替わり、記憶を失ったコンドウが雑誌ライターの香苗(秋元)と出会う。そんな3人が思わぬラストへと突き進む展開が面白いですね。

望月「(ネタバレになるので)言えることは少ないですが(苦笑)、桜井や香苗、コンドウも含めて、いろんな方向に役のエネルギーが向いていて、その矢印が交わるのが最後のシーン。その瞬間を生の舞台で観られるなんて、僕も観客として味わいたいぐらいです。すごく面白くなると思いますし、ぜひ楽しみにしていただきたいです」

秋元「一人ひとりが様々な面を出し、楽しんでもらえるものになりそうですよね」

望月「出演者8人で色々な役を演じるのが、映画にはない面白さです。僕も秋元さんも他の役でも出るのですが、それが(映画版の)本役と少し重なっていて笑えたりする、という部分もポイントかと思います」

――まだお稽古に入られる前ですが、脚本を読まれた今の時点で、桜井役、香苗役についてどのようにとらえていますか?

望月「映画の桜井は、悪知恵感もあるイメージが強かったですが、映画版が30代の桜井なのに対し、舞台版は20代なので、若さを感じるというか、まじめで純粋なところが強いイメージです。それに映画では自殺を試みていた感じでしたが、舞台では挫折して地元に帰るという設定で、その差が作品の軽やかさにも繋がっているように感じました」

――映画の桜井とは少し違うのですね。

望月「そういった部分を、感じていただけるように作れたらいいのかな。まだ稽古が始まっていないので分かりませんが、別ものとして楽しんでいただくのも面白いのではと思います」

秋元「私が演じる香苗は、雑誌のライター兼編集長。いろんなことに敏感で、予定を細かくメモに記すなど、きっちりとした性格として映画では描かれていました。でもマギーさんに伺うと、そのまじめな香苗の良さも残しつつ、秋元さんらしさを入れてほしいと仰ってくださったので、私なりの香苗を演じられたらと思っています」

――“秋元さんらしさ”とは、どんなところだと思われますか?

秋元「私は初対面の方から話しかけられることが多く、そういう空気感、オープンで明るい感じを役に取り入れてもいいのかな、という気がします」

――この作品は男性二人の人生が入れ替わるというところから、自分の人生について少し考えるような要素もある気がするのですが。

望月「最初に台本を読んだとき、もし自分がこの仕事をやっていなかったら、どうなっていたんだろうと思いました。『自分は誰になりたいかな』『入れ替わるならどうだろ』とか、すごく考えましたね。答えは見つからず……。でも、夜遅いのに夢中で読み終えて、すごく平和な、前向きな気持ちになれました」

――今の人生が充実しているということでしょうか?

望月「そうですね。自分なりに満足している部分と、していない部分があって、だからこそ今の自分がいいと思ったのだと思います」

秋元「私は台本を読み終えたとき、乃木坂時代のことをすごく思い出しました。グループ活動中は自分が主役というより、センターの子の魅力を引き出してあげることに喜びを感じていたのですが、卒業後、自分の人生をしっかり考えなきゃいけないのに自信が持てなくて。一人で立っているのがしんどいときにこの台本を読んで、正解はひとつじゃないと感じ、自信を持てて前向きになれました」

――望月さんにとって舞台は2016年の『真田十勇士』以来で、今回は初主演。秋元さんにとって舞台は2019年の『サザエさん』以来となります。最後にあらためて意気込みをお願いします。

望月「周りから『うらやましい!』と言ってもらえる作品で主演をさせていただけることがすごく幸せです。以前、高校生のときに出演した舞台は何も考えず、ただ楽しく劇場に通っていましたが、今はプレッシャーや緊張もあります。でも前向きなエネルギーに溢れている状態なので、気合いを入れて頑張ります!」

秋元「『サザエさん』ではサザエさん役の藤原紀香さんに、舞台の楽しさをたくさん教えていただきました。4年半ぶりでドキドキしますが、これをきっかけに舞台の楽しさをより知り、力をつけていきたいです。マギーさんが『すごく面白いものができた』と仰っていたので、それを私たちが2倍、3倍にしてお届けできたらと思います」

取材・文:小野寺亜紀
撮影:ヨシモリユウナ

 

『鍵泥棒のメソッド→リブート』

■原作
映画「鍵泥棒のメソッド」内田けんじ作
■上演台本・演出
マギー

■出演
望月歩、 少路勇介、 秋元真夏 /
街裏ぴんく、 森本華、 岩本晟夢 /
長谷川朝晴 /
鈴木杏樹

【大阪公演】
|日時|2024/01/27(土)≪全2回≫
|会場|森ノ宮ピロティホール

▶▶ 公演詳細
▶▶ オフィシャルサイト

 

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