WAHAHA本舗全体公演　「王と花魁（おいらん）」
“今だからこそ”の笑いを届けにワハハ参上！

老若男女の観客と共に、会場全体を笑いの渦に巻き込んできたワハハ本舗全体公演。昨年延期になった待望の公演が、まもなく大阪と兵庫で上演される。
久本雅美、柴田理恵らと共にワハハを引っ張ってきたベテラン、梅ちゃんこと梅垣義明。鼻から豆を飛ばし、いつも会場中をハイヒールで走りながら歌ってきた。コロナ禍に「これまで僕を走らせてくれたのは、お客さんの手拍子や笑い声。まさに“お客さんの力”だとつくづく感じた1年でした」と話す。今では当たり前の映像を使う演出や配信公演にはない、生の魅力がワハハの真骨頂だ。
「僕らはお客さんを乗せようとするし、お客さんも僕らを乗せようとする。そんなエネルギーの交換が舞台だと思う。人の汗を感じるアナログの力。今の時代に対応しながらも、ワハハのベースはいい意味で変わらない」しかし今、観客との触れ合いは濃厚接触、声援は飛沫感染、換気のために休憩時間も必要。どうする、ワハハ!?
「こういう時期だからこそ、今の状況を逆手に取ったネタを考えています。演出家（喰 始）は、ただじゃ起き上がらない人ですから(笑)」。
今回は泉谷しげるがオリジナル楽曲を提供、日本の芸能をコンセプトに「年寄りチーム、若手チーム、混合チーム」で観客を楽しませることに全力を尽くす。また“マスク・de・エール～舞台にエールを！～”プロジェクトも始動。当日は舞台に立つ演者やスタッフらに向けてのメッセージをマスクに書いて（描いて）着用し、劇場へ行こう。
柴田も久本も、ワハハのベテランは皆60歳をすぎた。「アナログな年寄りが一生懸命やってる、こんな笑いの舞台は他にないので、見たことのない人はゼヒ一度見てほしい」。喰いわく「いつまでもあると思うな、ワハハ本舗」。