2025/7/20
公演レポ
――2年連続でアンバサダー就任のご感想を教えてください。
「就任が決まったと聞いたときは嬉しかったですね。昨年、初めて携わらせていただいて、体験して、すごく好きなエンタテインメントだと思いました。なので、次はアンバサダーじゃなくてもプライベートで行こうかな、なんて思っていたところ、また関わらせていただいて、幸せなことだなと思います」
――では、「Immersive Museum OSAKA 2025」の見どころを教えてください。
「やっぱり世界を飛び越えたアートの交流です。誰しも一度は観たことがあるであろう作品が出てきますし、その作品のバックボーンや、どうやって画家があの絵にたどり着いたのかというような背景も知ることができます。100%の正解は描いた本人しかわかりませんが、『こうなんじゃないかな?』と考えることでまた見え方も変わってきて、今年だけのアート体験、芸術体験ができると思います!」
――正門さんがゴッホ、北斎、モネ、広重の作品の中に入り込むとしたら、どの画家のどの作品を選びますか?
「葛飾北斎の『富嶽三十六景』です。すごくパンチがあるじゃないですか。波の描き方ひとつ取っても、今でこそあの立ち上がった大波の形は主流というか、絵文字で『波』といえばあの波の形が出るぐらい認知度がありますが、写真のように瞬間を切り取って、奥行きを持たせて、あんなふうに波を描くことは、当時は革命やったらしくて。そういうパイオニア的なスタイルはやっぱりかっこいいなと思うし、僕もそうなりたいなと思います」
――音声ガイドのナレーションも2年連続で担当されました。ナレーションをしたことで、より本展への理解が深まったというエピソードがあれば教えてください。
「2022年に舞台『ヴィンセント・イン・ブリクストン』でゴッホを演じたのですが、劇中、ゴッホが浮世絵の影響を受けたというエピソードが登場しました。『Immersive Museum OSAKA 2025』のナレーションでも同じことを紹介したのですが、ゴッホと北斎の絵が並んでいるところを改めて観て、『こんなにも影響を受けているんやな』って、より理解が深まった感じがしました」
――では、「Immersive Museum OSAKA 2025」の楽しみ方を教えてください。
「誰かと行くと、感想をしゃべりながらとか会話のキャッチボールができるのはいいなと思いますが、何人で来ていただいても、一人で来ていただいても楽しめると思います。フォトタイムがあるので、一番の違いは誰かと行くと写真の撮り合いっこができるっていうことかな。そういう面では、誰かと一緒の楽しみがあると思いますが、フォトタイムでは作品だけを撮ってもいいし、自分を撮ってもいいし、各々好きなように楽しんでもらえたらと思います。アートの世界に没入したら、自分とアートだけというような感覚になれるので、結局は何人で来ていただいても変わらないかな? 昨年はメンバーの小島健と一緒に行きましたが、音声ガイドを聴きながら一人で没入していましたよ。『Immersive Museum』のお手本みたいな楽しみ方をしてくれて、『そうそう、これこれ!』と思いながら、その姿を見ていました」
Immersive Museum OSAKA 2025
印象派と浮世絵 ~ゴッホと北斎、モネと広重~
Dive in Art
鑑賞する絵画から、体感する絵画へ。
ここは、あなたとアートの関係を変える場所。
視界一面に広がる、数々の名画たち。
かつて画家たちが目にし、残したかった物語が幾年の時を超え動き出す。
あなたは一瞬で、絵画の中の世界へと入り込む。
あの芸術家が見た世界を、
あなたも体感してみませんか。
▶▶オフィシャルサイト
|会期|2025/05/31(土)~2025/09/05(金)
|時間|10:00~20:00(19:00最終入場)
※2025/06/05(木)、2025/06/24(火)~2025/07/03(木)を除く
|会場|堂島リバーフォーラム
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