2019/11/20
インタビュー
近年、俳優や番組MCなど、多方面で活躍するミュージカル界のプリンス、山崎育三郎。
2020年は歌手として、最新カバーアルバム『MIRROR BALLʼ19』を携え全国ツアーで幕を開ける。
アルバムは美空ひばりの『お祭りマンボ』を筆頭に50年代から90年代までのヒットソングを集めた名作選。
プロデューサーにヒャダインを迎え、ひと味違うミラーボールミュージック集に仕上がっている。
「ミュージカルの舞台だとルールの中での観劇なので、そこで育ったお客様はライブに来ても、なかなか『イエイ!』とは盛り上がりにくい。そこをアップテンポな楽曲の力で盛り上げていきたいという思いがあり、今回ヒャダインさんにお声掛けしました」と山崎。
初ジャンルの楽曲に不安もあったが、レコーディングでは誉め上手なヒャダインに乗せられた。
「例えば『君といつまでも』では間奏に台詞を入れることになり、その場で試すと『うぉー! キタキタ。いいね、今のだよ!』と誉めちぎられて(笑)。毎回そんな感じなので、僕もどんどん解放されて、新たな一面を引き出して貰えました」。
新境地の楽曲を得て、コンサートではミュージカル俳優ならではの演出で盛り上げたいと意気込む。
「『お祭りマンボ』のミュージックビデオでは、僕がエルビスプレスリー風に登場し、バブル時代の肩パットから、ヒップホッパー、ギャル男、現代の高校生のTikTokまで、時代を象徴する衣装やダンスでアルバムのコンセプトを表現しました。当初から時空を超えて旅するイメージがあり、コンサートでもそういったストーリー性のある構成でお届けできないかなと。弾き語りやタップダンス、バラードまで振り幅のある内容で、どの世代の方でも楽しめる内容を考えています。『お祭りマンボ』では皆と一緒にワッショイ! コールで盛り上がりたいですね」。
TEXT:石橋法子
PHOTO:木村正史
NEW ALBUM
『MIRROR BALLʼ19』
NOW ON SALE
★LIVE INFORMATION
山崎育三郎 LIVE TOUR 2020 MIRROR BALL
2020/01/12(日) 17:30 フェスティバルホール
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