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【インタビュー】城南海
10周年の感謝を込めて届けるライブ

2019/11/13

インタビュー

城南海 ウタアシビ 10周年記念ツアー

今年デビュー10周年を迎えたシンガー、城 南海。鹿児島県奄美大島で生まれ、奄美民謡「シマ唄」をルーツに持つ彼女に10周年、そして11月から行う「ウタアシビ 10周年記念ツアー」について話を聞いた。

――デビュー10周年までの道のりはいかがでしたか?

けっこう長かったようで、あっという間の10年でした。紆余曲折で、『カラオケバトル』(テレビ東京)やミュージカル(『狸御殿』)に出てみたり、大河ドラマ(『西郷どん』の劇中歌&大河紀行テーマ)だったり、やると思っていなかったことにご縁を頂いてチャレンジしてきたので、10年前の自分には想像できないことばかりだったと思います。

 

――その中で転機はありましたか?

やっぱり『カラオケバトル』の出演ですね。ここで知ったっていう人がほとんどで。最初は、「点数をつけられるのか……」って思ったんですけど、自分の曲を聴いてもらうきっかけにもなったので頑張ってよかったなと思います。10冠はきつかったですけど、1曲に対する想い、向き合い方はこの番組で鍛えられたのかなと思います。

 

――様々な経験を糧にしてきた集大成の一つが、5月に出したベストアルバム[ウタツムギ]だったと思います。

みんなに感謝の気持ちを伝えられる作品にしたかったので、ファンの皆さんにオリジナル曲とカバー曲から1曲ずつリクエストを募集して、それを反映させて作りました。ライブでいつも歌っていてみんなで踊っている[サンサーラ]や[アカツキ]という曲や、『カラオケバトル』で歌った曲など、盛りだくさんになりました。

 

――そのベストを経て、次にどんな曲を出して来るのか、わくわくしていた人も多いと思います。

私も“新生・城 南海”っていうのを出したかったので髪をばっさり切って、7月のツアーは全部洋楽でやったりしたので、みんなワクワクして私の動向を見てくれていたと思います。

 



――ドラマ主題歌(テレビ東京 金曜8時のドラマ「特命刑事 カクホの女2」)にもなり、これまでとは違う最新シングル[ONE]に向けて、布石をちゃんと打っていたんですね(笑)。

そうです(笑)。今までは平和を祈る曲や大きな意味での愛だったり、美しい曲、シマ唄っぽいものだったり、奄美、日本語を大事にしていたんですけど、今回はロックな曲で、初の英語タイトルになりました。今までもロックな曲はあったんですけど、ここまでリズム、ビートに乗って歌うのはあまりなかったので、歌い方もけっこうチャレンジして、ワクワクしながら歌わせて頂きました。

 

――そんな新たな面がより詰まっているであろう、ニューアルバム[one]のリリースを12月18日に控えた中、10周年記念ツアーが行われます。

アルバムの詳細はまだ言えないんですけど、パーソナルな部分だったり、リアルさだったり、等身大の自分っていう感じの曲が多くなっています。そして10周年記念ツアーは、デビューの頃からの曲や、『カラオケバトル』で知ってくれた方たちもたくさんいるのでカバー曲もそうですし、転機になった曲、[ONE]はもちろん、それ以外の新曲もちょっとできればという感じで、10周年をぎゅっと詰め込んだものにしようと思っていますし、これからの城 南海もチラっと見えるものになると思います(笑)。いろんなジャンルの歌に奄美の風を吹かせながら歌っているので、初めての人でも楽しんでもらえるかなと。三味線を弾いたり、ルーツのシマ唄もあるかもしれないです。

 

――盛りだくさんのライブになりそうですね! では、最後にメッセージをお願いします。

10周年の感謝の気持ちを込めてお届けしようと思っているので、久しぶりの人も、いつも来てくれている人も、初めての人も、ぜひコンサートに来てほしいなって思います!




取材・文/金子裕希




★LIVE INFOMATION


城南海「ウタアシビ 10周年記念ツアー」

2019/11/23(土・祝) 17:30
サンケイホールブリーゼ

公演詳細はこちら

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