ディズニー音楽をビッグバンド編成で楽しむ『ディズニー・ワールド・ビート 2024』の大阪公演が、2024年3月20日に行われる。長年『ディズニー・オン・クラシック』を率いてきたブラッド・ケリーがバンドリーダー・音楽監督であり、クラシカルなスタイルから一変し即興的で自由度の高いアレンジを繰り広げる。3度目のツアーとなる今回のテーマは『Music Journey～世界の旅へ！』。ツアーの聴きどころやブラッド・ケリーとの音楽づくりについて、演奏に参加するピアニストのジョナサン・カッツとサクソフォニストのスティーブ・サックスに聞いた。

――2019年に始まった「ディズニー・ワールド・ビート」。今回で3度目になりますが、これまでのツアーを振り返ってみていかがですか。

ジョナサン「初回からメンバーはオリジナルでほとんど変わっていないのですが、本当にいい仲間ができたと思っています。ブラッドさんのビジョンとアレンジの元、たくさんのケミストリーと感動的な瞬間が生まれてきました」

スティーヴ「ブラッドさんのリーダーシップはとても素晴らしいです。彼はいつも『バンドを作るのではなく、チームが作りたい』と言っていて。ミュージシャンとしてだけでなく、それぞれが一人の人間として協力し合えるチームが作りたい、と。そんな想いを演奏者一人ひとりが汲み取ることで、強力なチームになったのではないかと思います」

――今回のテーマは『Music Journey～世界の旅へ！』。数々のディズニー音楽を通して、いろんなエリアを旅できるのも楽しみです。

ジョナサン「私たちはジャズのミュージシャンですが、もはやそこに留まらないくらい、たくさんのジャンルの音楽をやってきました。プエルトリコ、キューバ、中近東……。改めてディズニー音楽を通していろんな国の音楽を演奏することになりますが、オーセンティックにいろんなジャンルの音楽ができることこそが、ビッグバンドのいいところだと思います」

スティーヴ「このツアーでは通常のビッグバンドのスタンダードな編成に留まらず、国や地域を想起させるいろんな楽器を使用します。私もこれまではサックスだけでなく、フルートやクラリネットを演奏してきました。今回もサックス以外の新たな楽器を吹く予定です。まさにチャレンジの連続になりそうですが、ジャズ・ミュージシャンはチャレンジを喜んで受け入れてこそ、だと思っています」

――最後に、公演に興味を持ってくださる方にメッセージをお願いします。

ジョナサン「聴いたことのある馴染みのあるナンバーから隠れた名曲もたくさん登場しますが、ブラッドさんの素晴らしいアレンジでどれも楽しんでいただけると思います。バンドメンバーもシンガーもみんな個性的なので、同じ空間で同じ空気を吸いながら、一緒にエンジョイしてほしいです！ 」

スティーヴ「今、ディズニーに限らず映画や音楽は気軽にパソコンやスマートフォンで楽しめる時代ですが、やはりコロナ禍を経た今だからこそ同じ空間に集ってほしいと思います。ブラッドさんもよく『People come to see people』と言うのですが、人と人が顔を合わせてインタラクションを交わすのは大切なこと。ぜひ、お越しください」

TEXT：桒田 萌
撮影：福羅広幸

■演奏予定作品
『ライオン・キング』
『アラジン』
『ジャングル・ブック』
『おしゃれキャット』
『わんわん物語』
『モアナと伝説の海』
『ミラベルと魔法だらけの家』
ほか
※公演によって演奏曲目が異なる場合がございます。予めご了承ください。

大阪(東大阪)公演情報

日時：2024/03/20(水・祝)
会場：東大阪市文化創造館 Dream House 大ホール

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大阪(高槻)公演情報

日時：2024/03/22(金)
会場：高槻城公園芸術文化劇場 トリシマホール

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神戸公演情報

日時：2024/03/23(土)
会場：神戸国際会館こくさいホール

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