2023/12/11
公演レポ
舞台『ジャンヌ・ダルク』が東京建物 Brillia HALLにて11月28日に開幕した。大阪公演は12月23日~26日に大阪・オリックス劇場にて上演される。開幕に合わせて、舞台写真が到着した。
<あらすじ>
1431年。フランス国王・シャルル7世のもとに、ある乙女の最期を見届けた兵士が報告に訪れる。乙女の名はジャンヌ・ダルク。わずか13歳で神の啓示を受けたという彼女は、イングランド軍との戦争で窮地に陥ったフランス軍を鼓舞し勝利をもたらすが、やがて捕えられ、異端者として火刑に処されたのだった。
遡ること3年。故郷ドムレミ村でイングランド兵の襲撃に遭ったジャンヌは、"神の声"に導かれるように敵に立ち向かい、難を逃れる。傭兵レイモンとケヴィンの助けも得た彼女は、これを機に「フランスを救え、フランス国王を救え」と繰り返し語りかける神の声に従い、王太子・シャルルとの謁見を求めて行動を開始する。
1429年。シャルルとの謁見を果たしたジャンヌは、自ら甲冑を身に着け戦に身を投じると、イギリス軍の砦となっていたオルレアンを奪還。彼女の存在と活躍はシャルルを勇気づけ、正式な戴冠式を行う後押しともなった。ランス大聖堂で行われたシャルルの戴冠式にも列席したジャンヌ。だが、振り返ればこの時が、彼女の生涯の頂点でもあった――。
神の声が、ジャンヌにもたらしたものは何か。命を繋ぐ機会を与えられながらも、死を受け入れる道を選んだのはなぜか。ジャンヌ・ダルクの知られざる「生」のありようが、今、紐解かれる――
演出・白井晃、脚本・中島かずき(劇団☆新感線座付作家)、音楽・三宅純のタッグで2010年に初演、2014年に再演が行われた舞台『ジャンヌ・ダルク』。9年ぶりの再々演となる今回、ジャンヌを演じるのは舞台初出演にして初主演を務める清原果耶。さらに、小関裕太、福士誠治、島村龍乃介、深水元基、山崎紘菜、坪倉由幸(我が家) 、野坂弘、ワタナベケイスケ、粟野史浩、りょう、神保悟志、岡田浩暉、榎木孝明と、オール新キャストで若手からベテランまで多彩なキャストが集結。
コロナ禍での混乱や各国で起きている痛ましい戦いといった出来事を目の当たりにしている、今を生きる私たちにも多くのメッセージを与え、様々なことを考えさせてくれる。
ひたすらに前へ進んでいき、最後まで自分の信念を貫いた『ジャンヌ・ダルク』というひとりの少女の生き様を、ぜひ劇場で体感してほしい。本作は、12月23日(土)~26日(火)まで大阪・オリックス劇場にて上演。
撮影=田中亜紀
舞台「ジャンヌ・ダルク」
■演出
白井晃
■脚本
中島かずき(劇団☆新感線)
■音楽
三宅純
■原案・監修
佐藤賢一
■出演
清原果耶
小関裕太
福士誠治 島村龍乃介 深水元基
山崎紘菜 坪倉由幸(我が家) 野坂弘 ワタナベケイスケ 粟野史浩
りょう 神保悟志 岡田浩暉
榎木孝明
▶▶オフィシャルサイト
|日時|2023/12/23(土)~2023/12/26(火)≪全5回≫
|会場|オリックス劇場
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