2023/6/23
インタビュー
エンタメファンにとっては、夏の風物詩としてすっかりお馴染みの「稲川淳二の怪談ナイト」。今年も7月8日の栃木・宇都宮公演を皮切りに、全国で49公演が予定されている。
「私ね、常々『怪談は事件じゃない』と言ってるんですがね、今回は『事件』なんですよ。というのもね、世間を騒がせた“とある事件”にまつわる建物の話なんですがね。テレビの報道で建物を見た瞬間、『あーあそこだよ!やっぱり…』って叫んじゃったんです。最初の接点は私が高校生の時で、それから20年後に恐怖作品の撮影をそこで行ったんですが、その時に霊的な体験をしましてね…。ここでは詳しくは言えないんですが、一つの話に何本かの怪談が入ってくるんですよ、ええ。今までの稲川怪談にはないスタイルなので、じっくりと聞いていただければ。他にも、友人でもあるアメリカの霊能者が主人公の話、心が温まる優しい話、いろいろ用意していますよ」
1993年にスタートした怪談ナイトも、着々と回を重ね、今回のツアー中に大きな節目となる通算1000公演を達成する。
「まさかこんなに続くとは思ってもいなかったって、ついこの間もね、プロデューサーとしみじみ話をしていたんですよ。31年間途切れることなく続けてこられたのは、まぎれもなく、毎年の公演を楽しみに足を運んでくださるマブダチ(ファン)の皆さんのおかげ。もうね、本当に感謝しているんですよ。1000回目を迎えられるのは、マブダチの皆さんが私にくれたプレゼントだと思っています。私の怪談はね、来てくださる方々の心の実家というか故郷だと思って、毎回やらせてもらってるんですよね、ええ」
大阪では、森ノ宮ピロティホールで8月24日~27日の4日間にわたって開催される。
「私が舞台に登場するやいなや『淳二~!』『座長~!』なんて口々に声がかかるスタイルが誕生したのは大阪ですし、大阪のファンの皆さんが、今ある怪談ナイトを私と一緒に形にしてくださったんです。皆さん本当に聞き上手ですしね、「大阪でウケたら大丈夫!」っていつも自信がつくんですよね、ええ。昨年はコロナにかかってご迷惑をかけてしまいましたし、今年はよりいっそう来ていただいた方に喜んでいただける公演にしたいと張り切っています」
公演は例年通り、怪談約90分、心霊写真解説約30分の2時間構成となる。怖いだけでなく、どこか懐かしく温かな気持ちにもなれる極上の話芸を、ぜひ会場で味わい尽くしてほしい。
日時:2023/08/24(木) 18:30怪宴(17:30怪場)
2023/08/25(金) 18:30怪宴(17:30怪場)
2023/08/26(土) 15:00怪宴(14:00怪場)
2023/08/27(日) 15:00怪宴(14:00怪場)
会場:森ノ宮ピロティホール
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日時:2023/10/14(土) 17:00怪宴(16:00怪場)
会場:なら100年会館 大ホール
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日時:2023/10/15(日) 17:00怪宴(16:00怪場)
会場:アクリエひめじ 中ホール
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日時:2023/11/18(土) 15:00怪宴(14:00怪場)
会場:神戸朝日ホール
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