2023/5/31
取材レポ
1994年に誕生した『アレグリア』は、初演からこれまで世界255都市&40ヵ国以上で1400万人以上を魅了。日本では1996年に『アレグリア』、2004年に『アレグリア2』(大阪でも上演)が開催された。〝アレグリア〟とはスペイン語で〝歓喜〟の意味。2019年にステージセットや衣装などが一新され『アレグリア-新たなる光-』として生まれ変わった。王を失くした王国に光と調和がもたらされる歓喜の旅が、壮大なスケールのセットや照明、迫力ある生演奏と歌、想像力をかきたてる美しい衣装やメイク、超絶技巧のアクロバットの融合によって表現される。
記者発表ではまず、本作の演目「フラフープ」の一部を披露。特徴的なメイクをほどこしたアーティストがしなやかに全身を使ってフープを操り、本作の重要なキャラクター、ミスター・フルールが不思議な存在感で惹きつけ、黒の衣装のシンガーがソウルフルな歌声で場内をシルク・ドゥ・ソレイユの色に染め上げる。
そして、2月から東京で上演中の『ダイハツ アレグリア-新たなる光-』を目撃したスペシャルサポーターたちが登場し、自身が体感した感動を伝える。本作が日本公演応援10作品目となる小倉智昭は、「30年間シルク・ドゥ・ソレイユのショーを観てきましたが、『アレグリア』は独特の魅力がある。音楽はかつてグラミー賞候補になった『アレグリア』という馴染みのある曲。コロナのせいで上陸が遅れましたが、待ったかいがあり、本当に良く出来ています! 映像で観るのとは全然感動が違うので、ぜひテントの中で素敵なショーを味わってください」と力説する。
本田仁美は、披露された美しい「フラフープ」が一番好きな演目と話し、「迫力満点の生演奏と、まるで口から音源が出ているのではと思うぐらい安定した生歌に心奪われます」と、音楽面での素晴らしさもアピール。
GENERATIONSの3人は、「僕自身もアクロバットをやっているからこそ分かるすごさがあり超人的な連続の技で衝撃でした」(中務)、「ストーリーがよく出来ているのが『アレグリア』の魅力で、その物語を追いかけながらお話の中に入って楽しめます」(片寄)、「始まりから終わりまで隙がないです!」(数原)と、それぞれ本作の魅力を語る。
また、『アレグリア』を「完全再現した」というシルバーに光るメタリックな衣装に羽をつけて現れたゆりやんレトリィバァが、「ゆりグリア!」と胸を張って名乗り、場内がドッと盛り上がる。好きな演目を聞かれると「全部素敵でワクワクしたのですが、ファイヤーを使う演目です(「ファイヤーナイフ・ダンス」)。もう火が身体に当たっているんですよ! どういう仕掛けがあるのか聞いたら、我慢しているだけらしいです」という言葉に、また笑いが起きる。
さらに会場では、スペシャルパフォーマンス「バンキン From アクロ・ポール」も披露される。フライヤーがポーターの頭上高く舞い上げられ、一番上に連なった男性が片腕だけで自身の身体を斜めにキープすると、報道陣から大きな拍手が送られた。
その演目を目の前で楽しんだスペシャルサポーターたちからも、「やっぱり人間ワザとは思えない!」(片寄)、「着地で一切音がしなくて、相当な努力と鍛錬の積み重ねがあるのを感じます。本番はこれよりもっとすごいですよ!」(中務)など、興奮の声が。小倉はシルク・ドゥ・ソレイユのコアな楽しみ方として、「演目では多少いろんなハプニングが起こりますが、バンドメンバーが瞬時にリズムを変えたりしてうまくやるんです。そのあたりまで分かるぐらい、ぜひ何度もご覧いただきたいです」と熱く語った。
小倉智昭
「『アレグリア』は〝総合芸術〟という部分が際立った演目です。音楽がいい、衣装がいい、それぞれのアクロバットが良く出来ていて、ストーリー性があり、大掛かりな場面転換もある。何をとっても面白いです。大道具や小道具の出し入れも演者さんが上手にやるので、そこまで観て楽しんでください」
片寄涼太
「この演目が誕生した1994年は自分の生まれた年。その作品のスペシャルサポーターをさせていただき、自分自身の思い入れも深まっています。今日のパフォーマンスを観てまた興奮がよみがえりましたし、皆さんにも直接間近で観ていただきたいです」
数原龍友
「子どもさんから大人の方まで笑えるユーモラスな内容になっていて、細かい演技が行われています。ディテールまでこだわったショーなので、ぜひ目を離さずに観ていただけたらと思います!」
中務裕太
「ショーを観に行くというより、アトラクションに乗りに行くような、体感型の素晴らしいステージです。人間は頑張ればこんなことが出来るんだと感じると思うので、その人間の限界を超えたパフォーマンスを観ていただきたいです」
本田仁美(AKB48)
「目がいくつあっても足りないぐらい見どころがたくさんあります。クラウンがメインの演目では、クラウンの動きと生演奏の息が合っているポイントがあり感動しました。可能性は無限大だと実感したので、ぜひ大切な方と思い出を作りにご来場ください」
ゆりやんレトリィバァ
「ご夫婦でされている演目があって、その信頼関係がないとできないんじゃないかなと。そういうバックグラウンドも知って観ると、なお面白いです。本当に人生が変わる体験をしてもらえるので、『ダイハツ アレグリア-新たなる光-』に〝来てグリア〟!!」
取材・文=小野寺亜紀
写真=西木義和
ダイハツ アレグリア-新たなる光- 大阪公演
日時:2023/07/14(金)~2023/10/15(日)≪全126回≫
★追加公演(10/12(木)~15(日)全7回)決定!!★
会場:森ノ宮ビッグトップ
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