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ロンドンエンタメ通信 Vol.1

2022/3/6

編集部より

KEP特派員が2021年秋~ロンドン留学中!
イギリスで見たライブやミュージカルの紹介を中心にロンドンのリアルな街の様子を現地からリポート!

【KEP特派員スタッフ】
約4年間キョードー大阪の広報として勤務、その後2021年秋からロンドン留学へ。
日々英語を学びながら、海外のエンタメに触れるためライブハウス・劇場に通う。

まだまだ不安な日々が続く毎日かと思いますが、この企画を通じて日本の皆さんと繋がり、少しでも楽しんでいただけると嬉しいです。
第1回目の今回は、昨年秋~12月の様子をぎゅっとまとめてお伝えします!

入国した頃のロンドンは、オミクロン株が流行する前。
ほとんどの人がマスクを着用しておらず、まるで異世界に来たようでした。
しかし12月に入り、凄まじい勢いで感染者数が増加。
室内でのマスク着用のアナウンスが強化されるようになり、さすがに日常生活の中でもマスクを着用している人が増えました。

ロンドンの中心ピカデリーサーカス駅。ロンドンは天気がいい日が少ないです。

ロンドン・ウエストエンドには約40(!)もの劇場があり、毎日歩いているだけでもエンターテインメントの街であることを感じます!
今回はロンドンで見た4公演をピックアップ。

▶The Snuts
▶Easy Life
▶「Frozen the Musical」
▶「Back to the Future: The Musical」

The Snuts(2021/11)

スコットランド出身の若手バンドThe Snuts。
2021年4月にリリースされたデビューアルバム「W.L.」で全英チャート初登場1位を獲得した大注目のバンドです。
▶▶spotify

UKロックの王道をいく楽曲で次世代を担うバンドとして最有力候補とも言われていますが、まだどこか垢抜けなさはあるものの、最大の魅力でもあるボーカルJackの歌声は生でも申し分なし!
MCも少なく、本人たちのパフォーマンスにかける熱にオーディエンスはモッシュ、ダイブ、そして大歓声でこたえ、そこはもうコロナ以前のライブハウスのような盛り上がり。
日本でもすでに話題になりつつありますが、UKロック好きの方は必聴!
今後の夏フェスでの来日もあり得るかもしれません!

「O2 Forum Kentish Town」会場。大阪でいうとZepp Nambaクラス

Easy Life(2021/11)

日本でもすでに大人気のおしゃゆるバンド。
5月にリリースしたデビューアルバム「Life's A Beach」は、各メディアの2021年年間ベストアルバムランキングでもたくさんランクインするほど大注目のUKレスター出身の5人組バンド。
▶▶spotify

2日間で約1万を動員したロンドン公演のチケットはソールドアウト。
イギリス人は時間にはルーズな印象でしたが、(実際、開演時間に始まらない公演も多い…)会場外にはオープン前から現地のおしゃれな若者たちが大行列を作っていました!

ブリクストン・アカデミー。ロンドンの非アリーナ会場としては最大のコンサート会場。

ヒップホップの影響も強く受けたイマドキな踊れる楽曲たちと高い演奏力で、間違いなくライブアーティスト!
そしてバラードでも関係なし、どんな楽曲でも大合唱で熱狂する現地のお客さんには驚きました。
メンバーも日本好きを公言。
延期となってしった「SUPER SONIC2020」にもラインナップされていましたが、ついに「SUMMER SONIC 2022」で来日が実現!
ぜひライブを体感してください。

「Frozen the Musical」(2021/10)

ディズニーアニメ「アナと雪の女王」のミュージカル版。
https://frozenthemusical.co.uk/
アニメーションの世界が見事に舞台化!
そのパフォーマンス力の高さに上演中は子供よりも大人の方が大興奮!
エンディングのパフォーマンス「Let It Go」には“コロナの中でもエンターテイメントは止まらない”というキャストの強い想いも込められ、劇場内は大歓声に包まれました。

Theatre Royal Drury Lane 劇場内

「Back to the Future: The Musical」(2021/12)

映画「Back to the Future」のミュージカル版。
ミュージカル作品としてどのように表現されるのか楽しみにしていましたが、原作を裏切らない見事な舞台化でした!
https://www.backtothefuturemusical.com/

この作品のハイライトであるタイムトラベルシーンは、最新の映像技術と生演奏とは思えない音楽の演出でとくに圧巻でした。
このスケール感のセットが実現できるのも専用劇場でのロングラン公演であるからこそです。

「Adelphi Theatre」劇場内。セットは近未来的な雰囲気。

劇場外観。過去に「キンキーブーツ」もここで上演。

この作品はアメリカ・ブロードウェイでは上演されていないので、観劇できるのはロンドンだけ。
いつか日本でも上演してほしい!と思う作品でした。

12月〜1月にかけては、中止をアナウンスするアーティストも少しは見かけましたが、エンターテイメントは止まることなく動いていました。
そして1月下旬からはガイドライン緩和により一切の規制がなくなり、再びコロナ以前への歩みへ。

夏に向け各地でのフェスティバルのアナウンスも続々と解禁されています!
イギリスのグラストンベリー、アメリカのコーチェラと世界を代表するフェスも今年は2年ぶりの開催へ。

そして日本では「SUMMER SONIC 2022」いよいよ3年ぶりの開催へ!
2月にはミュージカル「SINGIN' IN THE RAIN ~雨に唄えば~」東京・大阪公演が一部中止を除いては無事上演され、
4~5月には「ブルーマン」が上演予定。
海外カンパニーを招聘した公演も復活しています。

世界中がさらにアツい夏になりそうですね!

次回は4/1更新予定。

>>  Vol. 2

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