2021/8/6
インタビュー
――8/4にリリースされたシングル「ナツノオモイデ」は、コロナ禍で涙をのんだ沢山の人を元気づける1曲です。
MOCA「もしかしたら今年も思ったような夏にはならないかもしれない。でも、2021年の夏はもう帰ってこないから。色々な人に『自分にとっての夏の曲はこれだったな』と思ってもらえるような曲になればいいなという想いを込めて作りました」
――デビューから今まで、“誰かの背中を押す”という姿勢が一貫していますよね。
Rover「僕たちは我が強い3人ですが、すごく気を遣い合える関係でもあります。そこにスタッフの強力なバックアップがあって、今とても良いチームになってきているんです。だからこそ、ファンの皆さんの背中を押せる曲やライブ、サプライズを届けられているのかもしれません。“ベリーグッドマン”は僕たち3人、そして何十人ものスタッフのものだという意識が強くありますね」
MOCA「良いことも悪いことも沢山経験して、悔しい想いも、嬉しい喜びも皆で分かち合ってきましたから。ベリーグッドマンをみんなで動かしているという責任感を持ちつつ、もっともっと大きくなって、いつまでも最高の打ち上げをやりたいなって思ってます!」
―――昨年、初めて緊急事態宣言が発令された際にはRoverさんは「今僕たちにできることは何もない」と無力感を感じたと仰っていました。あれから1年、どのような心境の変化があったのでしょうか。
Rover「『TEPPAN』というアルバムを自主メジャーレーベル『TEPPAN MUSIC』から出したこと、そしてアルバムに収録されている全ての曲が僕にとっての救いになりました。CDが売れるかどうかよりも、“ベリーグッドマンはここにいるぞ”ということを一番伝えられるのはこのアルバムと、このアルバムを持って挑むライブ(ベリーグッドマン “TEPPAN”発売&結成7周年記念・超好感祭2020~ドライビングパーティー編~)なんだという想いが強かったですね。特に『アイカタ』はミルクボーイさんのご協力もあり、最高の形で曲を届けることができて本当に涙が出るくらい嬉しかったですし、音楽というのはセールスビジネスでもなんでもなく、本当に芸術なんだと心から思いました。昨年のそういう経験を通して、1曲1曲を今までより更に大切に作ろうと。僕たちが今できることは命がけで曲を作ることで、それが全てを救うんだという実感がありました」
MOCA「僕も、ずっと新しいものに怯えず挑戦する姿勢はもっておきたいなと思ってました。YouTubeを撮ってみたり、CDを買ってくれた全員にサイン色紙プレゼントしよう!と、2500枚くらいサインを書いて腱鞘炎になったり(笑)“やれることなんでもやろう”という空気がドライビングパーティー開催に繋がったんだと思います」
――9/23にはドライビングパーティーの第2弾『超好感祭2021~“ナツノオモイデ” リリースパーティー編~』を開催されます。
Rover「初開催の時、『ライブハウスでもホールでもないこの広場に、色々な人の手を借りて自分達でステージを作り上げて、皆が集まってくれているんだ』と、なんだかとても神聖な空間に感じました。今までにない形式のライブだからこそ、来た人だけが体感できる特別な“生”感があるので、今回もそれを感じて欲しいですね」
MOCA「こんな時期ですから、ライブに行くというと周囲から心配されるという方もいると思うんです。でも野外、しかもドライビングライブということで、きっと家族や友達からも安心して送り出してもらえるようなライブを作ることができたと思っています。僕たち自身も、いつも以上に熱量たっぷりのライブでありながら、鬼気迫るというよりは皆と同じ気持ちで楽しめる、そういうライブを今年もまた開催できるというのが嬉しいですね。ベリーグッドマン=超好感祭、なんなら超好感祭の方が有名になるくらい大きいイベントにするために、命がけで盛り上げていきます。ぜひ遊びに来てください!」
TEXT:鷲野恭子(ヴエロ)
ベリーグッドマン 超好感祭2021
~“ナツノオモイデ” リリースパーティー編~
日時:2021/09/23(木・祝)18:00
会場:舞洲スポーツアイランド 空の広場
公演詳細