2021/7/20
インタビュー
――今年はすごい勢いで曲を出しています。
「2020年がコロナであまり活動ができなかったので、今年のチコハニは駆け抜けていこうということで力を入れている感じです」。
――駆け抜けるにあたり、昨年9月にはYouTubeチャンネル『THE FIRST TAKE』でライブ以外で初めてメディアに顔を出しての歌唱姿を公開されました。
「やりたいことができない中だからこそ、“今のCHiCO with HoneyWorksに何ができるんだろう?”と考えた中で、チコハニとしての新たな道、可能性を広げていきたいと思い、新たな挑戦としてこのお話を受けました」。
――その大きな一歩を経て出した今年のシングルは多彩なものになっていますね。
「『醜い生き物』は反抗的な歌詞になっていたり、『鬼ノ森』は今までにない民謡っぽい歌い方だったり、ボーカルとしての新たな引き出しを開けたものになっていますし、『冒険のVLOG』はいつものチコハニという感じで、楽曲を聞いて少しでも楽しい気分になってくれたら嬉しいです」。
――ちなみに、アニメ『BORUTO-ボルト- NARUTO NEXT GENERATIONS』の7月クールオープニングテーマにもなっている次の新曲『我武者羅』はどんな曲になっていますか?
「もうゴリゴリのロックですね。タイトルにすべて反映されているように、がむしゃらにレコーディングして、めちゃめちゃかっこいい曲になりました。今回の楽曲はボルトたちに寄り添った歌詞になっているんですけど、応援ソングにもなっているので、この曲を聴いて頑張るぞ! っていう気持ちになってもらえたらいいなと思っています」。
――7月からはホールツアーが始まります。ツアータイトル『SEVEN PiECES』に込めた思い、どんなライブになるのかを教えてください。
「私を含めたチコハニバンドが7人、そして今年7周年ということもあって“7”というものをタイトルにつけたかったんですよ。“PiECES”には、ファンの方の応援や周りのサポートなど色んなピースが合わさってチコハニのライブが成り立っていること、綴りは違いますが早く平和になって欲しいなという気持ちも込めています。ライブは、まだみんな声が出せない分、手拍子とか身振り手振りで参加してもらいたいなと思って懐かしい曲もやりますし、曲がこんなにたくさん増えたんだなっていうのを感じ取ってもらえたら嬉しいです。ライブのコンセプトはいつも通り“みんなと楽しくライブをする”なので、新しいやり方で楽しいライブを作り上げたいと思います。、大阪でツアーファイナルを迎えるのは今回が初めてになるので、ツアーの集大成をお届けします!」。
――では、最後にメッセージをお願いします。
「以前から知っている方も、最近知ってくれた方にも、チコハニの音楽を感じてもらいたいです。8年目に向けてまだまだ皆さんと一緒に歩んでいきたいとおもっています。本当に皆さんの人生にチコハニが入っていると思うと感慨深いですし、みなさんの応援がチコハニの原動力になっているのでこれからもどうぞ応援よろしくお願いします。ライブではそれこそチコハニのチームワークを感じてもらえたら。私もライブの中でやりたいことがちょっとずつできるようになってきたので、ぜひチコハニのライブの魅力を今回感じてもらえたら嬉しいです!」
TEXT:金子裕希
LAWSON presents
CHiCO with HoneyWorks summer hall tour 2021 SEVEN PiECES
日時:2021/09/12(日)17:30
会場:オリックス劇場
公演詳細