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【取材会レポート】池田純矢&新子景視「エン*ゲキ#05【–4D–imetor】」

2021/7/14

取材レポ

エン*ゲキ#05【–4D–imetor】

驚きの超能力が次々と待ち受ける!?
演劇×マジックの未知の世界を!

俳優の池田純矢が脚本・演出を担うエン*ゲキシリーズの最新作は、量子力学をテーマに壮大なスケールで繰り広げる謎解きミステリー。四次元世界と超能力を“イリュージョンマジック”で魅せるアトラクション・エンターテインメントだ。

脚本・演出の池田も生駒里奈とダブル主演で「渡来超能力研究所」の所長・渡来暦役に挑む。自身の脚本で主役を演じるのは初めてのこと。セリフ量も膨大なことから「今からもう、本当に怖いなぁと、戦々恐々としています」と笑ってみせる。

本作のイリュージョンを監修し、“謎の超能力者”としても出演するのはマジシャンの新子景視。「僕はセリフを比較的少なめにしてもらっているとは思うんですけども、いかんせん台詞ありのお芝居が初めてなので。超能力者という役柄を全うできるよう頑張りたい」と、新たな挑戦に気合を入れる。

新子を起用した池田、きっかけはテレビ番組だった。「この台本は完成していて、どうやって演出しようかなとずっと思っていたところ、たまたま新子さんのマジックをテレビで見て。これや!となってすぐオファーをさせていただきました」。一方の新子も、演劇作品に出てみたいと思っていた矢先の事だった。「超能力者役だったので、そのまんまやないか!と(笑)。私でよければぜひ出演させてください、と」と快諾した。

物語にマジックを違和感なく溶け込ませている点も、本作の見どころと池田。「もしかしたらお客さんが驚かないという可能性も高いです。あまりにもそのシーンが超能力者然としているので、お客さんは不思議なことが起こっているのに不思議だと感じないかも。劇場を出た後に‟ちょっと待って、あれ、よく考えたらおかしくない?”と思うようなマジックを随所に仕込みます。そういった演劇とイリュージョンマジックの融合は、少なくとも僕は観たことがありません。そこは新しいチャレンジかなと思っています。驚かないことが一番の驚きです!」

劇中、テレポーテーション、透視など様々な‟超能力”が出てくるが、中でも池田のお気に入りは「壁から人が出てくるマジック」とのこと。「何もない壁から急に人が出現するなんて、普通に考えたらありえないことですけど。最初はいろんなイリュージョニストに聞かなあかんと思っていたんですけど、新子さんに聞いたら“はい、できます”と。『ドラゴンクエスト』で言うと、レベル5なのにレベル99がやれる事をクリアできたみたいな嬉しさはありました」と自信も覗かせる。

新子いわくその難易度はレベルマックス。「なかなかハードルが高かったのですが、演出のキモである部分とおっしゃっていて、僕も舞台で使えたら面白いなと思いました。常日頃からマジシャンは‟目の前で魔法が起こっている”と思ってもらうことに全力を注いでいるので、池田さんとその思いも合致しました」。

「僕は演出家とは、最初にその作品を観る客だと思っているのですが、僕自身が一番、このエンターテイメントを心待ちにしている客だと思う」と開幕が待ちきれない様子の池田。「量子力学×四次元×超能力と、この3つがキモになっています。生駒さんともダブル主演で、彼女は頼りがいのある本当に素晴らしい方です。最高に楽しめて、心からハッピーになれるものをしっかり作り上げて、自分自身が楽しめるものを皆さんにもお届けしたいと思っています」。

新子も「大掛かりなマジックもちりばめながら、私自身も超能力者役として出演するということでワクワクしています。こういう状況下ではございますが、一人でも多くの方に楽しんでいただけるように精一杯頑張りたいと思います」と意気込んだ。

TEXT:岩本和子

   

エン*ゲキ#05【–4D–imetor】

ストーリー
私設研究機関「渡来超能力研究所」の所長・渡来暦は
世間からオカルトマニアの変人と噂されながらも、超能力の解明に明け暮れていた。

ある日、研究所の壁面からまるでテレポーテーションのように突如出現する記憶を失った謎の少女・ノア。
ルーツを辿る唯一の手がかりは「ノア、必ず帰ってこい。渡来超能力研究所で待つ」と書かれた血まみれのメモ。

時を同じくして、首相官邸ではテロ組織が超能力でも無ければ不可能な手口で総理を人質にとり、立て籠もるという事件が発生。
渡来は、ノアやテロ組織ら超能力者を、三次元の肉体を持ちながら四次元世界に干渉できるように進化した新人類"4Dimetor"と推論し、事件の真相を追う。

一方、政府の「国立研究所」では何やら不穏な気配が立ち込めていた。

失われた記憶、血まみれのメモ、テロ組織の目的、国立研究所の闇...あらゆる謎が、パズルのピースを埋めるように次々と解き明かされていく。

「さあ、好奇心の扉をあけよう」
 

■作・演出
池田純矢
■出演
生駒里奈 池田純矢
村田充 松島庄汰 田村心 新子景視
藤澤アニキ 北村海 町田尚規 松本城太郎 
前田りょうが 春本ヒロ
阿南健治

【東京公演】
2021/08/05(木)~2021/08/15(日)≪全16回≫
紀伊国屋ホール
公演詳細


【大阪公演】
2021/08/28(土)~2021/08/29(日)≪全4回≫
COOL JAPAN PARK OSAKA TTホール
公演詳細

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