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KEP ONLINE Online Magazine

【取材会レポート】
「コムサ de マンボ!」室龍太 

2021/7/2

取材レポ

「コムサ de マンボ!」

テレビ番組の裏側を描くコメディ
エチュードも全力投球で主演に挑む

売れない役者たちが集まる伝説の館を舞台にした、2019年上演の爆笑コメディ「どれミゼラブル!」。その2年後を描く続編「コムサ de マンボ!」が8月に上演される。主演は、前作にも出演した室龍太。今年4月に関西ジャニーズJr.を卒業し、今後さらに俳優として活動の幅が広がりそうな室が、取材会で意気込みを語った。

「座長として主演させていただくのは今回が2回目。特に気負うことなくみなさんに助けてもらいながら挑みたいです。地元・京都での公演もあるので、たくさんのお客様に観ていただきたいです。お芝居としても楽しめる内容になっているし、ジャニーズだからこそのネタもあるので、色んな方に楽しんでいただけると思います」。

 
前作と同じくコムサ真二を演じる室。芸人兼見習い放送作家だったコムサは、晴れてテレビの放送作家となり、バラエティ番組「まかないマンボ!」に携わっている。スタッフルームでネタを考えていると、今晩放送予定の番組データがすべて壊れてしまったとの連絡が。果たして無事にオンエアできるのか――。


脚本は可児理華、演出は新たに水田伸生が担当。二人ともテレビの世界で数々のヒット作を生み出してきただけに、リアルなドタバタコメディが期待できそう。
 

「コムサ真二は、前作以上に台詞の語尾や答え方、突っ込み方が『うわ~、これ僕が言いそうやな』という当て書きになっていて、可児さんに監視されてたのかなと思うぐらいです(笑)」。コントを書くのが好きで、テレビの仕事をしたいと恋愛もせずストイックに生きている、というキャラクター設定だが、「僕自身、仕事が一番楽しいので、やっぱり仕事にはストイックでありたいです。それにテレビではバラエティ番組を観ることが多いので、笑いに関してはすごく愛を持っています」と、役柄との共通点は多い。
 

彼の周りを彩るのは、番組のデスク・茉莉花役に田中真琴、新米AD・騎士役に古謝那伊留(関西ジャニーズJr.)、お調子者のプロデューサー・越野役に川久保拓司。さらに、売れないミュージカル俳優・マサチカ役の石垣佑磨と、売れないアクション俳優・ジャッキ役の金田哲(はんにゃ)は前作から続投。六角慎司、酒井敏也が頼もしく脇を固める。

 
「古謝とは“関西ジュニア”ではそんなに関わりがなかったので新鮮。明るい子で、いい意味で空気を壊してくれたら! 佑磨くんとは今も電話やメールの交流があって、また共演できるのが嬉しいですし、金田さんとはビジュアル撮影のときに久しぶりにお話したんですが、2年経っても変わらない金田さんでした」。

 
楽しそうに共演者について語る室。前作で爆笑を誘った日替わりのエチュードが今回もあり、「見どころです!」と自信を見せる。「前回エチュードが一番楽しかったし、自分でもわりとうまくいったと思ってます。歌あり踊りあり、色んな組み合わせでやっていくんですが、他の人たちのを観ていても笑いました。金田さんの無茶ぶりが日に日にエスカレートして大変やったけど、プロの芸人である金田さんにお任せしつつ、僕もうまいこと反応できるように、全力で挑もうと思います」。

 
最近はトレーニングを始め、30代になっても体力が落ちないように心掛けている。「今回はタイトルに“マンボ”と付いているだけに、ガッツリ踊るらしいので楽しみです(笑)」。


関西ジャニーズJr.を卒業しても、「特に自分の中では変わってないし、ここからやと思ってます」と頼もしい室。「今後舞台はもちろん、映像にも出たいし、バラエティ番組にも出たい。やっぱりコメディはリラックスしてできます。この舞台でたくさんの笑いをお届けしたいし、その中に優しさもまじっていたらいいなと思います」。

 

 

取材・文:小野寺亜紀


「コムサ de マンボ!」

■出演
室龍太
田中真琴、古謝那伊留(関西ジャニーズJr.)、川久保拓司
石垣佑磨、金田哲(はんにゃ)、六角慎司
酒井敏也

■作
可児理華
■演出
水田伸生


☆大阪公演
2021/08/05(木)~2021/08/08(日)≪全5回≫
シアター・ドラマシティ

☆京都公演
2021/08/24(火)~2021/08/25(水)≪全2回≫
京都劇場

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