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【インタビュー】葉加瀬太郎が地元・関西を語る!

2020/9/19

インタビュー

葉加瀬太郎 コンサートツアー 2020 『FRONTIERS』

甘酸っぱい思い出の詰まった関西で豪華コンサートを開催

9月~12月にかけて関西ではロームシアター京都、フェニーチェ堺、フェスティバルホールでのコンサートが決定した葉加瀬太郎。情熱大陸ライブやサマーフェス、音楽祭と形を変えながらも毎年夏に地元・関西で恒例のライブを開催している。そんな地元を大切にする彼に、関西での思い出やお気に入りのお店の話なども交えながら、コンサートへの意気込みを伺った。


――葉加瀬さんにとって地元・関西はどのような場所ですか?
 

甘酸っぱい青春時代が詰まっている場所ですね。幼少期は近所の子供たちとキックベースや虫取りをして遊んでいました。高校は京都の堀川高校に行っていたので、河原町でデートすることが多かったですね。お寺を巡ったり、クラシック少年だったので『築地』という名曲喫茶でクラシックを聴きながらコーヒーを飲んだり。京都市芸術大学が近く、高校2年生からは一人暮らしをしていたこともあり大学生と遊ぶことも多かったですね。年上のお姉さまに淡い恋をしていました(笑)学校が終わって六畳一間、3万3千円のアパートに帰ると、彼女が部屋の掃除をしてくれていて、彼女のバイト先のパン屋さんのパンが机の上に置かれていたりしてね。河原町でデートをする日は、ちゃんと鴨川に等間隔に並びましたよ(笑)


 
――本当に甘酸っぱい思い出がたくさん詰まっているんですね。ロームシアター京都(前・京都会館)にもよく行かれていたのでしょうか?
 

京都市交響楽団の定期会員だったので、月に2回はコンサートを見に行っていましたね。学校の定期コンサートや卒業演奏会でステージに立つこともありました。青春が詰まっている場所で自分がプロとしてコンサートをするというのはやっぱり特別な想いですね。


 
――2019年にリニューアルオープンしたばかりのフェニーチェ堺はいかがでしたか?
 

ものすごく考えられた設計で素晴らしく、感動しました。僕は吹田市で育ったので、小さい頃は堺にあまり馴染みがなかったんです。大人になってから堺の知り合いも増えて、釣りが好きだから釣り具メーカー・シマノの本社もあるということで(笑)気持ち的に距離も縮まったので、フェスティバルホールに並ぶくらい素晴らしいコンサートホールが堺にできたというのは嬉しいですね。


 
――大阪公演で起きた印象に残っている出来事はありますか?
 

ツアーの最終日、小田和正さんが出演して下さった千秋楽公演ですね。サプライズで小田和正さんが登場して3曲くらい歌ってくれたんですけど、完全に『小田和正コンサート』になっちゃって。嬉しい反面『全部持ってかれた!』って(笑)打ち上げで、小田さんが『葉加瀬、お前は本当に良いメロディーを書くなあ』って言ってくださったんですよね。嬉しくて、忘れられない思い出です。


 
――葉加瀬さんが初めて観に行かれたコンサートの会場は、フェスティバルホールだと伺いました。
 

小学校5年生の時、チケット発売日にプレイガイドに並んで最前列のど真ん中の席を2つ買って、同級生の女の子と2人でアイザック・スターンのコンサートを観に行きました。フェスティバルホールは、僕にとって日本一大好きなコンサートホールなんです。とても一言では言い表すことができないくらい、本当に色々な思い出がすべて詰まってる。当時のフェスティバルホールの楽屋口には、ホテルのロビーに繋がる秘密の階段があって、アーティストは必ずそこから出てくるということを知っていたので、ロビーの前で寒空の下、出待ちをしたこともありました。アーティストが出てきたら走っていって、サインをもらうんです。楽屋には、今はもうないホテルの厨房を越えて入っていくんですけど、排気口から美味しい匂いがするんですよね。その匂いで、『フェスティバルホールにきたなあ』って。キュンキュンしちゃう思い出ですね。

 
 
――そんな沢山の思い出が詰まった地元・関西ですが、お気に入りのお店はありますか?
 

京都の祇園四条にある老舗肉割烹の『安参』は必ず行きますね。名物の煮込みがお気に入りです。鶴橋にある『あじくらや』の焼きそばも大好き。お店じゃないけど、コンサートのケータリングで尾道ラーメンがお店ごと楽屋に来てくれたこともあったな。ずっと楽屋でラーメンを作ってくれるの、嬉しかったなあ。


 
――30周年記念アルバム「FRONTIERS」を携えてのコンサートがいよいよスタートします。
 

当初は、小さな編成で、ジャズクラブみたいな小さな箱でライブ録音したアルバムを出そうと思っていたんです。でもそれもできなくなっちゃって。きっとみんな閉塞感を味わっているだろうから、アルバムもコンサートも、みんなが元気になるようなものにしたいなと思って、今回のアルバムを作り始めました。このご時世では考えられないような豪華なバンドで豪華なコンサートです。逆に今でしかできないコンサートなんじゃないのかな。赤字覚悟で頑張りますので、どうぞ楽しみにしてください!



 
TEXT:鷲野恭子(ヴエロ)
 


★ INFORMATION

日医工 創立55周年特別協賛
葉加瀬太郎 コンサートツアー 2020
『FRONTIERS』

2020/09/21(月・祝) 17:00
2020/09/22(火・祝) 15:00
2020/09/23(水) 18:30
2020/10/14(水)18:30
2020/10/15(木)18:30
フェスティバルホール

2020/12/04(金)18:30
フェニーチェ堺 大ホール

2020/12/16(水)18:30
ロームシアター京都 メインホール

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