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【取材会レポート】前田公輝 あの『天才てれびくん』が初の舞台化!

2020/1/18

取材レポ

天才てれびくん the STAGE ~てれび戦士REBORN~

「自分を形成する大きな軸でもある天才てれびくんに、主演というありがたい役で戻ってこられたことが本当に嬉しいです」

放送開始から27年、NHKのあの人気子ども番組『天才てれびくん』が舞台に。大人になった『てれび戦士』と舞台版新キャストが集い、大切なものを守る戦いに挑む。主演は2003年から3年間てれび戦士を務めた前田公輝。大阪市内で取材会が開かれ、前田公輝が舞台の見どころや意気込み、そして彼にとって『天才てれびくん』がどのような存在なのか語ってくれた。


「舞台化のお話を頂いた時、天才てれびくんに対してとにかく感謝の想いがあって、どんな役でも絶対に引き受けようと決めていました。ひとつの番組に3年間という長い期間関わらせて頂く機会は中々ないので、ひとりの人間としてはもちろん、芸能界の生き方を教えてもらったのも、芸能界の楽しさを知ることができたのも天才てれびくんのおかげなので。自分を形成する大きな軸でもある天才てれびくんに、主演というありがたい役で戻ってこられたことが本当に嬉しいです。稽古が始まるまで、嬉しすぎて実感が沸かないくらい喜びに満ち溢れていましたね」と天才てれびくんへの愛を語り、笑顔を見せた。

 
今回は前田ら『てれび戦士』と共に、NHK・Eテレ『おかあさんといっしょ』で9年間、うたのお兄さんを務めた横山だいすけ、麿赤兒らが舞台版新キャストとして登場する。


「だいすけさんは天才てれびくんに出演されていたかのような高いポテンシャルで稽古に来られてびっくりしました(笑)子どもたちに笑顔と“楽しい”を常日頃から届けていたプロフェッショナルな方なので、オーラがすごいんですよ。それに嬉しくなって、思わずニヤッとしちゃいました(笑)麿さんは、麿さんがいるからこそお芝居として締まるというか、緊張感があって、麿さんがいるからこそ外に届けられる“お芝居”になる瞬間が沢山ありました」。


舞台版ならではの見どころについては“シンプルなセリフ”だと言う。
 

「今回は “楽しい”と“笑顔”と“つまらない”という3つの言葉がテーマ。この3つって仕事でもプライベートでも必ず付いて回ることだと思うんですよ。今回の台本を読んで、こういう究極にシンプルな言葉が実は一番深い意味を持っているのかもしれないと思ったんです。現役のてれび戦士だった当時、言葉を知らない子供だからこそシンプルに伝えられた言葉があって。逆に、子供の頃には伝えきれなかった言葉も沢山ある。色々な経験を積み重ねて大人になった今だからこその“楽しい”や“つまらない”を伝えられたらいいなと思います」。


「当時天才てれびくんを見ていた人たちが大人になって、今度は親子で観に来られるかもしれないですね」という記者の言葉に、前田は「もし本当にそんな方がいらっしゃったら、僕は今より更に天才てれびくんに感謝することになりますね」と噛みしめるように呟いた。


「子どもながらにしてあれだけ贅沢な景色を見せて頂いたのに、今回またそんなに素敵な光景を見せてくださるなら、僕はもう、天才てれびくんのことをずっと忘れないと思います。当日、じっくりと客席を見てみますね。幸せな気持ちになれそうで、もっと楽しみになりました」。
 

天才てれびくんの魅力は「どれだけ“素”を“素”ではないように届けられるか」だと言う前田公輝。衣装やセリフなどいたるところに “天才てれびくんらしさ”が詰め込まれた今回の舞台。

取材中も終始謙虚な姿勢を見せてくれた彼に「僕たちがそこに立つだけで『天才てれびくん』になる自信があります」と言わしめたその世界観を、ぜひ生で体感してほしい。

 

TEXT:鷲野恭子(ヴエロ)


★公演情報
天才てれびくん the STAGE ~てれび戦士REBORN~

2020/02/01(土)13:00/17:00
2020/02/02(日)13:00/17:00

COOL JAPAN PARK OSAKA WWホール

■出演
前田公輝、長江崚行、鎮西寿々歌、ド・ランクザン望、飯田里穂(声の出演)
高野洸、多和田任益、松村優
麿赤兒(特別出演)
横山だいすけ
篠ヶ谷美穂、山崎鈴
大岩剣也、白崎誠也、寒川祥吾、久田悠貴
■脚本
小林雄次
■演出
井上テテ


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