透明感あふれるピアノ＆ボーカルの世界を

女優デビュー2年後の2006年からピアニストとしても活躍する松下奈緒。兵庫県川西市出身の彼女は、音楽好きの両親のもと、いつも音楽があふれる家庭に育った。3歳から始めたピアノで音楽大学に進学し、ピアノ専攻を卒業したという経歴の持ち主だ。13年からは弾き語りを含むボーカルにも挑戦し、透明感あふれる世界を感じさせてくれるアーティストとして人気を集めている。
昨年2月、約4年ぶりに発表したオリジナルアルバム第7弾「Synchro」は非常に意欲的な作品群が印象的だった。野崎良太（Jazztronik）とのピアノ2台の連弾による演奏、古内東子が書き下ろしたボーカル曲には古内自身がゲストで歌唱参加、BEGINのピアニスト上地等が作編曲し、ピアノ演奏でも参加した曲を収録するなど、互いの才能をシンクロさせた楽曲を発表。アーティストたちとのコラボを通じて、持ち前の世界観をより豊かに広げてみせた。
今回、「コンサートツアー2020」の発表を行った翌日、6/21の公式ブログでは「今回はコロナの影響もあり、多くの会場に行くことは難しそうではありますが、感染対策などをしっかり準備して、皆さんの笑顔に会いに行きたいと思います。コロナで大変な時期ではありますが、私たちに出来ることを改めて考え、音楽の楽しさや私の音楽をお届けしたい想いもあり、開催することになりました。皆さんに会えることを楽しみにしています！！」とコメント。
舞台と客席、互いの笑顔が響き合うコンサート会場で、進化し続ける彼女のアーティストとしての現在地を確かめたい。