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想いの詰まった「浅田真央サンクスツアー 大阪公演」開催!

2019/11/19

取材レポ

浅田真央サンクスツアー ~浅田真央が全国に感謝を届けます~

感動のソチ五輪フリーの演技も新たな形で披露!
「2020年最初の滑りなので、私も気合いを入れて
良いスタートが切れるように頑張りたいです」


グランプリファイナル4回優勝、バンクーバー五輪銀メダル獲得など数々の偉業を成し遂げ、2017年に現役を引退したフィギュアスケーターの浅田真央。その才能とひたむきな努力で多くの人々に勇気を与えた彼女が、これまでの感謝の気持ちを全国に伝える『浅田真央サンクスツアー』が、2018年5月にスタートした。いよいよ2020年1月11日(土)・12日(日)、大阪にこのツアーが初登場。10月某日、大阪市内で取材会が開かれ、総合演出を務める浅田真央が意気込みを語った。

 

「私が長くフィギュアスケートを続けてこられたのも、応援して下さったみなさんのおかげだと思っていますので、私の滑りでみなさんに感謝をお届けしたいです。スケートリンクのある地域は全て行きたいとの思いでスタートし、最初の年は11カ所、今年は(開催地が)追加、追加となり、引退しても私の演技を観たいと思って下さる方がまだまだいらっしゃるのだなと、すごく嬉しいです」と満面の笑顔を見せる。

 

プログラムについては、「私が現役時代に滑った曲の中から18曲をセレクトし、私とスケーターと交互に繋いでいきます。クラシックから洋楽まで、ノンストップのアイスショーになっています」と説明。今井遥、無良崇人ら浅田が信頼するスケーターと共演し、約80分のショーのうち、およそ半分はリンクで彼女が滑る贅沢な内容になっている。「私が盛りだくさんに出てくるので(笑)、これまでとは全く違うアイスショーになっています」と、体力的にはハードなのに楽しそうな表情。「引退してもこうして滑れる喜び、幸せを感じています。選手の時とは違い、ショーでは自分の気持ちを解放でき、スケートへの想いが溢れてきます」と、今の心境を晴れやかに語った。

 

ショーの中で一番好きな曲を訊ねられると、バッハの「チェロ・スイート」と答える。彼女ならではの繊細なステップやターンが存分に盛り込まれた、2016-2017年のエキシビションプログラムだ。「フィギュアスケートの基礎がたくさん入っているのと、チェロの音色に合わせたステップが見せ場で、ぜひ観てほしいです。ツアーではジャンプも跳びますが、フィギュアは色んな表現、滑りでも魅せられるというところを感じてほしいです」という。さらにおなじみのプログラムの数々も、「試合では無理だったロングスカートの衣装を着たり、小道具を使ったりと工夫しています」と、細部までこだわったことを明かした。

 

また、ソチ五輪で世界中に感動を与えたフリーの演技、ラフマニノフ「ピアノ協奏曲第2番」も新たな構成で魅せる。「ショーのクライマックスがラフマニノフで、私ひとりではなく男子スケーターと繋いでいく構成に。最後は『ここが見せ場!』というところがあり、特に集中し『行くぞー!』という気持ちで滑っています。みなさんには当時(ソチ五輪)のことを思い出してもらえたら嬉しいです」と話した。何度観ても心震えるあの名場面が新たな形でよみがえる。

 

今回の会場となる東和薬品RACTABドーム(旧なみはやドーム)は、浅田の現役最後の試合(2016年全日本選手権)が開催された場所。「すごく大きな会場なので、滑るときはいつもワクワクします」。また、2017年4月の引退表明後、最初に滑った地も大阪であり、「また大阪に戻ってくることができて嬉しいです」と声を弾ませる。「2020年最初の滑りになりますので、ノリのいい大阪のみなさんと一緒に盛り上がり、楽しい時間を過ごせたらいいなと思います」。現役引退後、一度リンクを離れ、再び氷上に戻ってきた浅田真央。「今はフィギュアスケートがあっての自分だと思います」という言葉通り、彼女のスケート人生を映し出すような素晴らしいショーを見届けて。

 

取材・文/小野寺亜紀

★INFORMATION

浅田真央サンクスツアー
~浅田真央が全国に感謝を届けます~

2020/1/11(土)12:00/16:30
2020/1/12(日)12:00/16:30
東和薬品RACTABドーム

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