2025/3/21
公演レポ
――メジャーデビュー5周年を迎えての感想を教えてください。
「あっという間の5年間でしたね。ライブもそうなんですけど、イベントなどいろいろなステージに立たせて頂いて、本当に応援してくださる方がいてこその経験ばかりだったので、すごく濃い5年間だったと思います。デビューした時は高校2年生の17歳で、ちょうど10代から20代に移り替わるタイミングでもあったので、すごくいろんな刺激を受けながら大人になれた5年間だったのかなと思います」
――そもそもエレクトーンを始めた当初、プロになることは夢として持っていたのでしょうか?
「それが全然なかったんですよ(笑)。エレクトーンにプロの世界があるっていうのもあまり分かっていなかったんですね。始めたのは8歳の時で、ただただ楽しく弾いていて、将来的には就職とかをしたにせよ、エレクトーンは趣味で続けていけたらいいなくらいの気持ちでした。エレクトーンの先生になろうかなって思ったこともあったんですけど、そんなに簡単になれるものでもないのであまり選択肢にはなくて。そしたらメジャーデビューのお声を頂いて、『いいんですか!?』っていう感じで(笑)。だから、そこまでプロとしてやるぞ!って言って始めたわけではなかったですね」
――なるほど(笑)。ちなみにaskaさんが思うエレクトーンの楽しさ、魅力はどこにありますか?
「エレクトーンには約1000種類の音色が入っているんですよ。自分が吹きたくても吹けなかった楽器などの音色を自分の指から奏でることができるということにすごく感動しましたし、何より自分の好きな曲を原曲に近い感じで再現できるのがエレクトーンの強みかなと思います。エレクトーンは一人オーケストラって言われるくらい、映画音楽やゲーム音楽などをそのサウンド通りに演奏できるのでそれが楽しいですね。あと自分で好きな音をセレクトして、エレクトーンに記憶させて編曲したり、演奏するっていうことができるんですけど、そういうことを自分で設定していくのも楽しかったりします」
――エレクトーンって深いんですね!
「そうなんです。意外と深いんです。例えばフルートの音だけでもいろいろな音色がありますし、そこから自分で響きやピッチの細かい調整もできたり、音を伸ばす時に鍵盤を強く押すと強弱がつけられたりするんですよ。見た目はけっこうダイナミックで見栄えもいいんですけど、タッチの加減1つで表現が全然変わってくるなど奥深いので、そういうことを追求するのが楽しいですし、本当に無限の可能性がある楽器かなと思います」
――その楽器の奏者として活動を重ねる中で、デビュー当時と現在で音楽、エレクトーンへの向き合い方に変化などはありましたか?
「根本的な『楽しい!』という気持ちは変わらないんですけど、ステージに立つことの意識やライブパフォーマンスの在り方はちょっとずつ変わったのかなと思います。ライブパフォーマンスで言うと、最初はずっと座って弾いてMCも精いっぱい頑張って――という感じだったんですけど、動きがあるともっとお客さんに盛り上がってもらえるかなと思って、最近では間奏をちょっと長めにしてステージ前方に出て行って盛り上げたりとか、そういうエンターテイナーの部分を意識しています。楽器の演奏って硬い雰囲気でじっくり聴くようなイメージがあると思うんですけど、私のライブはかしこまって聴くような感じではなくて、明るい曲では私もお客さんを煽ったり、積極的に手拍子をしてもらったり、ペンライトを振ってもらったりするんですよ。明るくて、メリハリのあるライブにしたいなっていう気持ちの変化があったのでだんだん変わっていきましたね」
――そのライブを体験できる機会が3月23日にあります。5周年記念かつ今回が通算100カ所目の公演にもなるんですね。
「はい。大阪もけっこう来る機会が多いんですけど、メジャーデビュー5周年にたまたまその100か所目が当たるというのもすごく嬉しいですし、特別な感じがしますよね」
――節目の記念ライブはどういう内容になりますか?
「どの世代の方が観に来てくれても楽しめるようにしたいなと思っているので、1曲は必ずみんなが知っているような楽曲をセットリストに入れることを意識していまして。今回は5周年なので、過去をたどるではないですけど、今までのアルバムであまり演奏してこなかった曲を披露したり、YouTubeに投稿している動画の中で人気の高いカバー曲はマストで入れたいなって思っていますし、初披露の曲もあると思います。本当にいろんなジャンルの楽曲、ドラマとかアニソンとか演歌ももしかしたら入るかもしれないですし、ジャンルを問わずたくさん演奏したいなと。やっぱり特別感があるのでいつもより長めのライブになるのかなと思いますし、この5年の集大成みたいなライブにできたらいいなと思っています」
――ライブの注目ポイントも教えてください。
「やっぱり初めて観る方は『両手両足はどう動いているの?』って不思議な目で見られるんですよ。今回のライブも遠い席からでもそれが分かるように手元、足元にカメラを置いてスクリーンに映そうと思っていまして。映像でそれがしっかり見られると思うので、どの手がどういう音色を出しているのかを目で見て感じてもらえたらなと思います。あと東京の時にちょっとしたハプニング、音声のトラブルとかがあったりしたんですけど、ライブならではの出来事が見られるのも面白いところかなと思うので、YouTubeの画面越しでは伝わらない魅力、生音の迫力などをリアルに体感してもらえたらなと思います。みなさんとの掛け合いとか、会場の一体感はその空間に居ないと楽しめないと思うので、ぜひ来てもらえたら。エレクトーンに興味あるなっていう方こそライブに来てもらうと、よりエレクトーンって楽しそうって思ってもらえるかなと思います」
――最後にライブへの意気込みとメッセージもお願いします。
「みなさんの心に届くように熱いパフォーマンスと魂を込めて演奏しますので、ぜひぜひ遊びに来てください! 1度でもいいので、ぜひ生エレクトーンを体感しに来てもらえたらなと思います!」
取材・文:金子裕希
826aska Live at Major Debut 5th Anniversary
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|日時|2025/03/23(日)15:30
|会場|松下IMPホール
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