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きゅるりんってしてみて連載コラム
「きゅるちゃんの成長物語vol.6」

2022/12/20

連載コラム

きゅるりんってしてみて

―怒涛のスケジュールだった「きゅるちゃんの二毛作ツアー」も無事完走ということで、大変おつかれさまでした。ツアーを終えてみていかがでしたか?

チバゆな「まず、楽しかったです! ライブを重ねるごとに改善点を見つけて、自分たちでも成長を感じられて、それが自信にも繋がっていきました。個人的にはアイドル活動が楽しくなりました」

兎遊たお「今回のツアーはソロステージもあって、私のソロ曲は振り付けもないのでパフォーマンスするのすごく緊張しました……。でも、ひとりでのステージの経験が増えてよかったです」

―ライブにより前向きになれているのはなによりですよね。

環やね「やっぱりライブは見てほしいですから。ライブがアイドルの醍醐味と言いますか、やっぱり歌って踊るものだし、それが本命だと思います」

チバ「人が少ない時とかは落ち込んでしまうので、みんなに来てほしいというのはよく思うことで。自分のペンライトが1本しかなかったりすると悲しくなっちゃうから(笑)。大きい音が苦手な人もいるかもしれないから絶対に来てとは言えないんですけど、パフォーマンスは一番頑張っていることだから、ライブでその姿を見てもらえるのは本当に嬉しいです」

―約半年間に渡ってインタビューをしてきましたが、ツアーファイナルで改めてステージを見て、しっかりアイドルをまっとうしていることに感動したんですよね。理解が深まった上でライブを体験すると、やっぱりすごくよくて。

環「もしかして『こいつら仕事できんのか?』みたいに思ってたんですか!(笑)。でも、そう言っていただけて嬉しいです。やっぱり全人類にもライブを見てほしいという気持ちは強まりましたよね」

逃げ水あむ「今回のツアーファイナルはやりきった感がすごくありました。もちろん、演出とかでもっとできるところとかもあったと思うんですけど、なんか……感動したんですよね。それってなんでだろうなと思ったら、最初に不安があったなかで、自分たちで工夫して考えて作り上げていったからなのかなって。必死になりながら作っていった過程がファイナルの達成感に繋がっているんだと思います。ひとつひとつのライブがどこまでよかったかというのはファンのみなさんにしかわからないことだけど、自分たちで努力して工夫を施してきて、どうにか川崎に繋がった。それが前回のツアーよりもよかったところかなと思います」

―前回のインタビューは大阪、名古屋の二公演が終わったあとで、そのあと三カ所回ってからの川崎でした。各地でのライブはいかがでしたか?

チバ「どこも楽しかったけど、特に長野が超よかった!」

島村嬉唄「空気がよかったねぇ」

チバ「空気がよくて、東京の晴れとはレベルが違う、快晴を通り越した天気で」

環「ファイナルのひとつ前だったので、ライブもぼちぼちよくなってきた実感もあったよね。嬉唄も長野からソロダンスができたりして、一番仕上がりに向かってるな、という雰囲気のなかできました」

―そういった体験ができるのはツアーならではですよね。

環「たしかに成長ってなかなか日々感じられることではないし、普段の対バンはどうしてもその日を頑張るという感じに追われてしまうので。お客さんを楽しませたいという気持ちも強くなったかもしれません。ただ……」

―ただ?

環「ツアーファイナルの次の日がすぐ渋谷でインストアイベントだったので、余韻に浸ることもなくすぐ次! という感じでした(笑)」

―忙しい日々がまだまだ続いていたという。

環「でも、ヘタしたらツアーよりお客さん多いんじゃないかというくらいめちゃくちゃ来てくれたので(笑)。それは嬉しかったです」

チバ「個人的にはツアーが終わった実感はありましたよ。その日の晩にソロ曲がサブスクで公開されて、メンバーや自分のソロを聴いたりすると、メンバーカラー一色で染まっている会場のこととか、ファンの顔を100%思い出すことができて。楽しかったな、でも終わっちゃって寂しいな、という気持ちになりました」

環「ゆなはライブが終わって特典会に行くまでの間も『終わっちゃったね』って寂しがってたよね」

チバ「泣いたもん」

―えー! チバさんのそういうピュアなところは素敵ですよね。

環「私なんて、片付けてなさすぎてまだ玄関にスーツケースを開きっぱなしなんですよ。だからまだツアーが終わってない感じがするのかな(笑)。スーツケースをしまったらツアーが終わるかも」

逃げ水「長野の時だよね?」

環「そう。長野のをそのまま置きっぱなし。スーツケースをまたぎながら歩いてます」

島村「マジか(笑)」

環「終わった実感を得るためには打ち上げしたらいいのかも」

チバ「打ち上げ? 今までの人生で打ち上げしたことがないから、打ち上げしたらスッキリするとかわからない。やってみたい!」

―それはそれでやっていただいて、話を戻していいですか(笑)。島村さんは今回のツアーはいかがでしたか?

島村「私は先にひとりで帰宅するという場面が多くて。その土地の印象というより、高速道路の移動というイメージが強いかも(笑)。まだゆっくり振り返るほどの時間はないんですけど、ライブは本当に楽しかったし、みんなの成長を目の当たりにしたという思いはすごくあります。そこは本当に感動するようなツアーだったなと思います。それぞれのソロステージは初めてで、みんなも緊張してたし、ゆななんてトップバッターだったので最初の頃はガチガチでやっていて。最後の日にはみんなも伸び伸びとやっているのを見て、本当にやってよかったなって」

―ソロの時間を締めくくる島村さんの安心感といったらなかったです。

環「本当に! パフォーマンスのレベルが神でした」

チバ「嬉唄は最初から堂々としてた。最後って、前の4人のパフォーマンスを上回れるかなって不安もあると思うし、緊張しそうなのに。嬉唄ってどんなコンセプトでも上手に消化するからすごい」

島村「嬉しい。でもいいんだよ、わしのことは」

チバ「そうやって照れるんだから〜!」

―この連載は今回で最終回になるので、2022年の総括と2023年の展望というところで締めくくればと思います。

チバ「今年は初年度に比べたらメンバーのことを理解できたし、仲良くなれたかなと思います」

逃げ水「そうだね。アイドルという職業についても、メンバーとの仲という意味でも、更なるフェーズの深みにいけたと思っています。ゆえに、そんなに考えてなかった一年目よりも悩みも増えたかなと思います」

環「一年目はそんなに忙しくなかったからね。今年は忙しない日々を送った気がします。もう今年が終わることが信じられない。心残りがあるとすれば、夏フェスに出たかったかな。来年は夏っぽいことをしたい」

島村「来年は屋台行こう。でも、今年は一年を通して暇な時がなかったのはよかったです。生誕とかもすごく力入れていたし、ハロウィンもクリスマスもたくさんやりますし(笑)」

兎遊「記憶が浅いから今考えてたんですけど、私個人があんまり成長をしてないなぁと思ったので、伸びしろを探してます。2023年は、なんか食欲が去年よりだいぶ成長してるから、お腹いっぱいになるまでに食べないことですかね。あと、かわいい写真とか仕事できるように頑張ります」

逃げ水「来年もこの5人で楽しくアイドルをやり続けたいですね」

環「もっと忙しくはありたいね。来年暇だったら未来がないと思うので」

チバ「来年の目標か……新年会?」

島村「年明けたらすぐ終わる目標だね(笑)。でも、来年も平和にいきたいね」

チバ「うん。今来てくれる人たちは私にとって宝物なので、来年も、その先も、その人たちとずっと一緒にいられたらいいなと思ってます」

  

インタビュアー:南波一海

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