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糸川耀士郎「CV分析で説得力を」、
スマホゲーム『エリオスR』舞台化で

2022/8/27

取材レポ

Action Stage「エリオスライジングヒーローズ」

スマートフォンアプリゲーム『エリオスライジングヒーローズ』が、今冬12月に舞台化される。オリジナルストーリーを交えながら展開される本作にキャスティングされた糸川耀士郎がインタビューに応じた。

原作は『あんさんぶるスターズ!!』などで知られるHappy Elements社が2020年8月にリリースした、ヒーロー育成コマンドバトルRPG。50年前、宇宙から飛来した高エネルギー体・【サブスタンス】によって様変わりした大都市ニューミリオンを舞台に、市民を守る『ヒーロー』たちが切磋琢磨しながら成長する姿が描かれる。劇団ホチキス主宰の米山和仁が脚本を、吉谷晃太朗が演出を手がける。

糸川が演じるのは、3年に一度行われる選抜試験に合格し晴れて『ヒーロー』となった鳳アキラ。「まっすぐで負けん気が強い“ザ・主人公”という感じ」とその人物像を紹介すると、「高校生だった時の自分に似ているので演じやすいかもしれませんね」と笑顔を見せる。取材日はビジュアル撮影で2種類の衣裳に身を包んだ。イメージカラーの「赤」を前に「真ん中に立つ人の色だから気持ちが昂りました」と背筋を伸ばした。

『ヒーロー』は、ルーキー(新人)と先輩であるメンターでチームを組んで任務を遂行する。個性の異なるキャラクターがチームワークを発揮する瞬間も、舞台やゲームの魅力といえるだろう。では現時点でアキラは誰とチームを組めば“最強”なのだろうか──。そう尋ねると、糸川は「物事を深く考えず突っ走るアキラには、一歩引いて支えてくれるウィル(蔵田尚樹)や頭のキレるブラッド(馬場良馬)が合うんじゃないかな」とコメント。ちなみに、現実世界では「オスカー(横山真史)みたいな攻撃力に優れたタイプがいてくれたら安心」だそうだ。

演出の吉谷が手がけた超歌劇『幕末Rock』シリーズをはじめ、主演を務めた『富豪刑事Balance:UNLIMITED The STAGE』、ミュージカル『刀剣乱舞』、舞台『憂国のモリアーティ』など原作のある作品に出演する機会が多い糸川。劇世界を尊重する際に意識するのは、声優が生み出すCV(キャラクターボイス)だという。「キャラには必ず声優さんのキャスティング意図があるはずなので、そこを深掘りすれば役の理解に繋がることがあるんです」と役づくりの一端を明かし、「単なる声マネでなく、喋り方や口癖もじっくり聞いて分析しています」「CVからにじみ出る人間性をしっかり汲み取り、原作ファンの皆さんに受け入れてもらえるような説得力あるキャラクターを立ち上げていきたい」と決意を語った。

公演は、12月8日(木)〜18日(日)に東京・シアター1010にて。その後、12月23日(金)〜25日(日)に京都・ロームシアター京都 サウスホールと巡演する。

取材・文:岡山朋代

ヘアメイク:佐々木渚香
スタイリスト:小林洋治郎(Yolken)

Action Stage「エリオスライジングヒーローズ」

■原作
『エリオスライジングヒーローズ』(Happy Elements株式会社)
■演出
吉谷晃太朗
■脚本
米山和仁(劇団ホチキス)

■出演
鳳アキラ:糸川耀士郎
ブラッド・ビームス:馬場良馬
ウィル・スプラウト:蔵田尚樹
オスカー・ベイル:横山真史

如月レン:佐藤祐吾
ガスト・アドラー:木村優良

ノヴァ・サマーフィールド:横井翔二郎

シン:大隅勇太
シャムス:杉江大志

ジェイ・キッドマン:寿里

京都公演

|日時|2022/12/23(金)~2022/12/25(日)≪全5回≫
|会場|ロームシアター京都 サウスホール

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