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"THE BONDS 2020" 舞台裏!
プロデューサーを交えクロストーク

2020/7/18

インタビュー

OSAKA GIGANTIC MUSIC FESTIVAL 2020 -ジャイガ-スピンオフイベント 「THE BONDS 2020」

新型コロナウイルス感染拡大の影響で、数々の大型フェスが開催の中止・延期を発表。それは夏フェス『ジャイガ』も例外ではなく、開催は来年に見送られることとなった。それでも、「今だからこそ生のライブを届けたい」という想いに突き動かされ、スピンオフイベントとして『THE BONDS 2020』の開催を決定。このタイミングで大阪城ホール2DAYSという規模のライブは他になく、開催決定に至るまでには大きな葛藤もあった。THE BONDS担当者のキョードー大阪・川上慎介が主催者として、ライター・鈴木淳史と編集者・原偉大が今のエンタメ業界のリアルを知るものとして、THE BONDS開催についてクロストークを繰り広げた。

ジャイガスピンオフイベント 「THE BONDS 2020」開催に懸ける想いとは

原偉大(以下:原)「皆さん、最後にライブに行ったのはいつですか?」
 
鈴木淳史(以下:鈴木)「配信ライブはもちろん沢山見てきたけど、人数制限なくフルに観客を入れてる生のライブは2月末が最後やね」
 
「なんかもう、変な感じしますよね。これまで当たり前のように観てたはずの生ライブの感覚を少し忘れかけているというか。今、久しぶりに観たらどんな感じなんやろ」

川上慎介(以下:川上)「配信ライブは配信ライブの良さが沢山あるけど、生の臨場感は画面越しにはどうしても伝わらない部分。そりゃあ絶対感動すると思います」
 
鈴木「ライブができなくなってもう半年だし、その分ね。生はやっぱり見逃せないっていう緊張感の良さもあるから」
 
「ライブ前後の楽しみもありますよね。ライブのためにおしゃれしたり、ライブ終わりに友達とご飯食べながら感想言い合ったり」
 
鈴木「ライブって、“お出かけ”なんよね。僕はすごく出不精で、家の中でひとりで全部完結する生活スタイルなんやけど、“お出かけ”は楽しみ。子供の頃に家族と行くファミレスも“お出かけ”で楽しかったな」

「僕は小学生の頃に初めて生で吉本新喜劇を観たんですけど、もうめちゃくちゃ面白くて。家でテレビで見てた時はこんなに笑わんかったのに、生やとすごいんですよ。周りの空気込みの、生の楽しみっていうのがあるんですよね」
 
川上「THE BONDSを観に来るお客さんは楽しみ半分、不安半分だと思うんですよね。でも、このタイミングでTHE BONDSをやることで、その不安な気持ちを『やっぱり生ライブは最高!』に変えられると思うんです。そうして次に繋いでいきたい。この一回のイベントで終わりじゃなくて、これをきっかけにアーティストたちが普通にライブをできていた“日常”がまた戻ってきてほしいなと。THE BONDSはあくまできっかけなので」
 
鈴木「確かにまだ不安が残る状況ではあるけど、運営側はもちろん、来られる方々も感染予防の意識は高いと思いますよ」
 
川上「そうなんです。僕はものすごくお客さんのその意識を信じていて。一番の感染予防は『皆でこのイベントを成功させよう』という気持ちだと思うんですよね」

鈴木「音楽ファンは、自分の行動で好きなアーティストに迷惑をかけるわけにはいかない!という気持ちが強い。好きなアーティストを、ライブシーンを守りたいという気持ちをすごく持ってますから」
 
「緊急事態宣言以降、アリーナ規模で観客を入れてのライブは全国でも初ですよね」
 
川上「このイベントをきっかけに音楽業界を復活させたい!とかそういう気負いは全くないんです。そんな大きな事、自分だけで出来るなんて思ってませんし、業界が一丸となって進める問題ですよね。単純に今までやっていたことをやりたい。バンドにも普通にライブをして欲しい。今年勝負をかけようと思っていたバンドもいる中で、こんな状況になってしまったので、早くライブをさせてあげたいんですよ」
 
鈴木「この一年間で結果を残して勝負をかけるぞ!と意気込んでいた若手バンドもたくさんいますからね」

「さっき否定されてましたけど、そういう意味ではやっぱり今の音楽シーンを、大阪の雰囲気を変えるきっかけになるイベントだと思いますよ」
 
川上「いやいや!一過性のもので終わらせるのではなく、次に繋げないといけないですね」
 
「THE BONDS(=絆)というイベント名はどうやってつけたんですか?」
 
川上「アーティストとお客さん、関わる全てのスタッフ、その家族・・・とかまで、音楽でもう一度繋がれたら良いなと思って。音楽で繋がる絆、って感じですね。あと、子供の頃に家族でよく“団欒れすとらん ボンズ”に行ってたんですよ。それがすごい楽しかったのを覚えていて。あの時のボンズみたいに楽しい雰囲気のイベントにできたらいいなと思ったんです。ボンズが“絆”という意味だと大人になってから知って、意味としてもぴったりだなと思って」
 
「こんな状況だからこそ“音楽で繋がる”“絆を感じる”というメッセージももちろん、 “楽しみたい”っていうシンプルな想いがあるんですね」
 
川上「コロナ対策を万全にすることと、ライブを楽しむということはまた別の話だと思うんです。会場のコロナ対策は僕たちが全力で取り組みます。皆がしっかり対策したうえで、アーティストは全力でパフォーマンスをして、お客さんが全力でそれを楽しむ。皆で生のライブを純粋に楽しむ、そんなイベントにしたいですね」


OSAKA GIGANTIC MUSIC FESTIVAL 2020 -ジャイガ-
スピンオフイベント

「THE BONDS 2020」


日時:2020/08/01(土) 12:00開演(10:00開場)
   2020/08/02(日) 12:00開演(10:00開場)
会場:大阪城ホール

オフィシャルサイト

■出演アーティスト
8/1(土)
Suspended 4th/Dizzy Sunfist/tricot/NAMBA69/KNOCK OUT MONKEY/MY FIRST STORY/マキシマム ザ ホルモン/LONGMAN

8/2(日)
ACE COLLECTION/サイダーガール/ベリーグッドマン/ビッケブランカ/Novelbright/Vaundy/向井太一/reGretGirl/Rin音

チケット発売中!
アリーナ立ち位置指定エリア ¥7.800<8/1(土)SOLDOUT>
スタンド指定席 ¥7.800
スタンドステージサイドバック指定席 ¥7.300

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