■演目
『伊賀越道中双六(いがごえどうちゅうすごろく)』三幕
ご存知『沼津の段』を眼目に
発端『和田行家殺し』より
大詰『伊賀上野の仇討』まで相勤め申候
原作:近松半二、近松加作
改訂:亀屋東斎
【あらすじ・見どころ】
和田家の嫡男志津馬は、恋仲の傾城瀬川(お米)を身請けしたさに、家の重宝名刀「正宗」を質に入れてしまいます。しかし、これをそそのかした張本人は沢井股五郎。「正宗」を奪って和田家を陥れ、自らの立身出世を企んでいたのです。ところがこの企みは、志津馬の父行家にたちまち気づかれます。たまりかねた股五郎は行家を殺害し、姿をくらましてしまいます。志津馬は、父の敵股五郎を討ち果たすために、方々行方を探し回り、辛苦を重ねています。お米は、いたたまれぬ想いを抱きながら、故郷の「沼津」の父平作の元へ身を寄せているのですが、そこで股五郎に義理ある身の、十兵衛という呉服屋に図らずも巡り合い、その夜、思いもよらぬ真実を知る事になるのです。互いの素性、義理と恩愛の板挟みに苦悩する十兵衛。そして、意を決した平作がとった行動とは…。複雑な人間模様、心の葛藤、情愛が深く描かれている眼目の「沼津の段」は、時代を超えて胸を打つ、義太夫狂言屈指の名作です。平作の決死の努力によって、敵の在り処を知ることが出来た志津馬は、ついに「伊賀上野」鍵屋の辻で、沢井方と相対峙し、決闘が始まります!曾我兄弟の仇討、赤穂浪士の討入と並んで、日本三大仇討に数えられるこの物語。「晴の会」結成十年の節目に、上方の古典歌舞伎の大作に挑みます。
■監修・指導
片岡仁左衛門
■演出
山村友五郎
■出演
沢井股五郎 片岡松十郎
呉服屋 十兵衛
傾城 瀬川 片岡千 壽
後に 平作娘 お米
唐木 政右衛門 片岡千次郎
雲助 平作
政右衛門妻 お谷 片岡りき彌
和田 志津馬 中村翫 政
荷物持 安兵衛
桜田 林左衛門 片岡當吉郎
和田 行家 中村鴈 大
忍びの奴 実内 片岡佑次郎
股五郎母 鳴見 片岡當史弥
池添 孫八 片岡愛治郎
下女 お松 片岡千太郎
日時 |
2024/08/01(木)~2024/08/04(日)≪全8回≫
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会場 | 近鉄アート館 | |||||||||||||||
金額(税込) |
一般 ¥8,000 |
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備考 |
全席指定 |
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発売日 | 発売中 |
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