あの歌声に包まれる幸せな時間を

「天まで響け!! 岩崎宏美」のキャッチフレーズで1975年、鮮烈なデビューを飾った歌姫は「思秋期」「聖母たちのララバイ」など、時を越えて人々の心に残り続けている名曲をしっとりと歌い続けてきた。2020年にリリースしたアルバム「LIVE BEST SELECTION 2012-2020 太陽が笑ってる」のタイトルを冠した新ツアーで、昨年に続き全国を回る。
昨年11月、デビュー満 50年の野口五郎と初のデュエット曲「好きだなんて言えなかった」を発表して“夢の共演”と話題に。年末にかけて東京・名古屋・大阪でプレミアムコンサートを行った。1970年代からミュージックシーンで活躍してきた岩崎と野口、2人の共通項は、ヒットメーカーだった故・筒美京平作曲の歌を数多く歌ってきたことと、87年に日本で初演されたミュージカル「レ・ミゼラブル」にともに出演していたことだったという。
今年4月25日でデビュー47周年を迎える岩崎。筒美から贈られたデビュー曲「二重唱（デュエット）」ほか「ロマンス」「センチメンタル」「シンデレラ・ハネムーン」など数多くのヒット曲を、より円熟味が増した表現力と抜群の歌唱力で歌い上げてくれることだろう。