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バンド史上最大規模となる初のZeppツアーを10月に開催!

2025/4/30

インタビュー

I Don't Like Mondays. TOXIC TOUR 2025

1980年代のUKサウンドをルーツに持ち、こだわり抜いた音作りとグルーヴから成る邦楽と洋楽の垣根を超えた音楽性を武器に、アジア、ヨーロッパ、南米など、海外でも観客を魅了している4人組ロックバンド、I Don’t Like Mondays.。デビュー10周年を迎えた昨年はアジアツアーの敢行に、Snow Manへの楽曲提供(『LOVE TRIGGER』)や『Shadow』がカンテレ・フジテレビ系月10ドラマ『モンスター』のオープニングを飾るなど、活躍の場をさらに拡大。勢いそのままに、今年10月にバンド最大規模となる全国5都市を回るZeppツアーがスタート。大阪公演は10月11日(土)にZepp Osaka Baysideで開催される。今回のバンド初のZeppツアーなどについて、YU(Vo)とSHUKI(Dr)に話を聞いた。

――昨年のデビュー10周年という節目を駆け抜けて改めて感じたことはありますか?

YU「今までは制作をして、プロモーションがあって、ライブツアーというバランスでやってきたんですが、10周年ということもあって去年くらいからめちゃくちゃライブをしていて。その中で、ライブを中心にすべてのクリエイティブや曲のことを考える、ライブ基軸のバンドになったなって改めて思います。常に動いている感じがあるので楽しいですね」

SHUKI「僕らも毎年毎年、来年どうする?っていうテーマを話し合っていろんなチャレンジを重ねてきた結果、向かう方向や強みが10年やって分かった気がして。だからこそ11年目からもすごく楽しみになりましたし、まだまだやれることがあるなと感じた10年でした」

――10年やって分かった向かう方向や強みとは?

SHUKI「去年10周年だったので『FOCUS』というEPを出したんですね。バンドの強みであるバンドサウンドを軸に作ろうと早々から決めて、今までだったらシンセサイザーなどの打ち込みで音源を作るような曲でも、なるべく無理をしてでも生楽器を使って表現することにチャレンジしたんです。それによってライブで音を鳴らしたときに、CD以上の迫力やサウンドの強みを生かせたのですが、良くも悪くもストイックになりすぎた部分もあって。それは僕らが表現したかったことなので何の悔いもないんですけど、11年目はどうしようってなったときに、すごく気合いを入れて音楽に対してストイックに取り組むというよりは、僕らが持っている強み、それこそ遊び心だったり大人が楽しめるような余裕だったり、僕らも30台後半になってきているのでこの年齢じゃないと出せない“僕ら”を音楽で表現できたらいいなと思っています」

――なるほど。いろいろチャレンジする中で作品ごとに様々な音楽を提示してきたと思いますが、この10年で転機はありましたか?

YU「やっぱり『ONE PIECE』の主題歌(『PAINT』)は大きかったですね。あれをきっかけに海外に行くチケットを手にしたというか、海外のフェスに呼んでもらえる機会が一気に増えました。ヨーロッパや南米などに行かせてもらって、日本だけじゃないところに自分たちの音楽の可能性を見つけることができて、中国ツアーまでやれるようになったので、バンドとしては大きいかなと思います。僕らの音楽って日本のメジャーシーンとはちょっと違うところにあるので、このままで大丈夫かな?って思う部分も多少はあったんですけど、海外でライブをやるようになって、自然に受け入れてくれる人たちがこんなにもたくさんいるだというのを見たらこのままでいいんだなって思えました。自分たちが作ってきた、表現してきたものが間違ってなかったという自信を持てたことが大きいですね」

――様々なことをきっかけに世の中にどんどんI Don’t Like Mondays.の音楽が広がっていく中、初のZeppツアーが10月に開催されます。ツアータイトルを有毒という意味もある『TOXIC』にしたのは?

SHUKI「タイトルもみんなで話したんですが、ライブに遊びに行って音楽を聴くだけじゃなくて、僕らにしか出せない強み、僕らのバンドがやるべきことはなんだろうって考えたときに、ライブに行ったときの非日常感や特別感がある中で大人も楽しめて、僕ら自身も楽しめるライブ、だけどちょっと危ない香りがするようなそんなライブの夜を作れたらいいなと思って考えたタイトルではあります」

YU「去年の『FOCUS』ツアーは10周年ということもあって、自分たちの表現したいものをストイックにまじめに楽曲にする、そしてそれをツアーにするということをやってきました。それがひと段落して“自分たちが音楽を通じて作りたい空間ってなんだろう?”って思ったときに、踊れるサウンドというのが僕らの強みだと思うので、大人のちょっと危ない夜、大人が踊れるように、そういうのを色濃く出した中毒性のある夜にしたいなという感じです。今まで一番I Don’t Like Mondaysらしいツアーになるんじゃないかなと思います」

――今回のZeppツアーの見どころは?

SHUKI「去年の『FOCUS』で超シリアスにバンドサウンドを高める経験をした中で、そういうシリアスな面だけじゃなくて、遊び心だったり、大人の余裕感だったり、ある意味かっこつけない僕らのそのままを出したいなと思っています。バンドさんによっては決められた振付があったり、こういう時はこうするとかが決まっている楽しみ方があると思うんですけど、僕らはそういうのをあんまり作りたくないタイプなので、自由に楽しんで欲しいなと。人を楽しませたいっていう気持ちはデビュー当初からずっと変わらないので、ライブハウスに来たことがない人とか、デートとして来た人とか、初めて見に来た人でも、お客さんが全力で楽しめるように――って思いながらやっているので、思っているよりは楽しいと思います(笑)」

――初のZeppツアーへの意気込みも教えてください。

YU「今までZeppは東京でしかやってきていなかったので、照明の作り込みとかも含めて東京のZeppでやったクオリティのものを全国にお届けできるのは今回が初めてになります。音ももちろんですけど、空間そのものを体感してもらえるかなと思っているので、全身で感じて欲しいなと思います」

――最後にメッセージもお願いします。

YU「今までライブに来たことのある人はもちろんですけど、ちょっと行ってみようかなっていう気持ちがあれば来ていただきたいなと思います。日々のストレスを僕らのライブで発散できると思いますので、発散しに来てください」

SHUKI「予備知識がなくても楽しめるバンドでありたいと常に思っているので、本当に最近知ったとか曲があんまり分からないとかは気にせず、1回来てくれたら楽しいと思います」

TEXT:金子裕希

 

大阪公演

|日時|2025/10/11(土) 18:00
|会場|Zepp Osaka Bayside
▶▶公演詳細

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