詳細検索
  1. ホーム
  2. KEPオンライン
  3. 20回目&25周年を迎える ウルフルズの年に1度のお祭り!
詳細検索

KEP ONLINE Online Magazine

new

20回目&25周年を迎える
ウルフルズの年に1度のお祭り!

2025/4/16

インタビュー

"20th & 25th Anniversary" OSAKAウルフルカーニバル ウルフルズがやって来る! ヤッサ!20/25

年に1度の恒例のお祭りとなったウルフルズの野外ワンマンライブ『ヤッサ!』。2000年の初開催から通算20回目、そして25周年を迎える今年は『ヤッサ! 20/25』と銘打って5月24日(土)に万博記念公園・もみじ川芝生広場で開催される。「ヤッサの時、僕はちょっと弾けている感じがある」(トータス松本)、「ツアーでは入らないホーン隊が入っている分、音もキラッとなるから楽しいと思います」(ジョンB)、「1年、1年、今年が最後くらいの気持ちで、みんながその時に持っているアイデアをぶつけているから、年々パワーアップしていることに繋がっているのかなと思います」(サンコンJr.)と話すように、毎年趣向を凝らした演出、お馴染みの楽曲等で集まった人々を楽しませてきた『ヤッサ!』について、ウルフルズの3人に話を聞いた。

――今年、『ヤッサ!』20回目&25周年を迎えます。当初から大事にされていることはなんでしょうか?

トータス松本「やっぱり“年に1回のウルフルズ祭り”みたいなお祭り感ですかね。通常のライブよりもわちゃわちゃしているというか魅せ場が多くて、さらにお客さんも観に来るだけではなくて参加しているお祭りみたいなイメージで始めたから、そこはスタッフもメンバーもずっと意識していると思います」

――セットリストはいつもどんな感じで作られているのでしょうか?

トータス松本「とにかく外せない曲から固めて、それプラス、その年に自分らがやりたいことや思いついた部分を半分入れるという感じですね。その思い付きの部分はいつもサンコンが先に出してくるんですけど、舞台監督と2人で無茶ぶりをしてくる(笑)」

サンコンJr.「そうです(笑)。安パイから始めるとそれ以上にならないですし、極端なところからいったほうが現実的でちょうどいいところに落とし込めたりするから(笑)」

トータス松本「去年やったら“和太鼓アンサンブルで洋楽をやる”とか、和太鼓になる前は一人で多重楽器演奏をしようとしていたよな(笑)」

サンコンJr.「そうそう(笑)。それはお客さんに見せるまでもなく没になりました(笑)」

ジョンB「そういう発想から違うところに行くから面白いんですよね(笑)」

――開催当初はここまで回数を重ねることは想像していましたか?

サンコンJr.「全くですよね?」

トータス松本「毎年恒例の行事になることを目指していた覚えがないんですよね。1970年の大阪万博博覧会から30年目の2000年、『大阪万博30周年ということで万博記念公園で何かやるのがいいんじゃないか』という話があるということで『ウルフルズが万博の野外ステージでやるのはどうかな?』みたいな話から始まり。その頃は今みたいにフェスが多くなかったから、単独フェスなんかできるのかなって1回目はおそるおそるな感じでやったんですよね。それが成功して安堵していたら、スタッフが『来年もやりましょう』みたいな(笑)。2年目はさらに派手に行きましょうって場所を変えて大阪南港のWTCに移動したんですよね。キャパシティが広がって動員数もさらに増えたんですけど、結局、『やっぱりヤッサをやるなら万博で』ってまた戻ってきたんですよね。それで3年目からこれは毎年やるんやろうなっていう感じに僕らもなった気がします」

――ということは、ウルフルズとしてもヤッサの開催は大きな挑戦だったのですね。

トータス松本「そうですね。最初は怖かったですよ。だって名前が売れてまだ4年しか経っていないですからね。1996年にやっとアルバム『バンザイ』がバーンって売れてくれて名前が全国区になって、それでヤッサの初開催が2000年でしょ。キャリアとしたらめっちゃ浅い。デビュー10年も経っていないから怖かったです」

サンコンJr.「最初は僕らだけじゃちょっと無理かもって、オープニングアクトとしてジョビジョバに入ってもらったりしてね。今でもヤッサは大きな挑戦だと思っています。毎年あんなにたくさんの方が僕らだけを観に来るというのは、今でもちょっと信じられないですもん」

――ちなみに一番思い出に残っているヤッサはありますか?

3人「どれやろうなぁ?」

サンコンJr.「それなりに全部覚えているんよなぁ。やっぱり」

ジョンB「日が暮れる瞬間とかは、毎年気持ちいいなと思いますね。曲はいろいろ変わったりしますけど、なんかいいんですよ」

トータス松本「僕はデビュー30周年の時、2022年の30曲をやったやつかな。あの時はまだコロナ禍で声出しができなかったから、じっくり演奏してじっくり聴くヤッサになっていて、あれは不思議でしたね」

サンコンJr.「僕は最近で言うと2023年。アルバムの『楽しいお仕事愛好会』を作ったときに、松本くんが『メンバーそれぞれ歌ったらどう?』って僕にも曲(『コミコミ』)を書いてくれて、僕がそれをすごく気に入っていたら、コール&レスポンスが続く曲なのでヤッサでもやろうっていう話になって。前に出て行ってハンドマイクで歌ったことが一番ですかね」

――毎年いろいろな見どころがあるヤッサですが、今年の注目ポイント、楽しみにしておいてほしいことを教えてください。

トータス松本「ダンスですかね(笑)」

サンコンJr.「めっちゃハードル上げましたよ!?(笑)」

トータス松本「ヤッサっていつもダンサーの皆さん(ヤッサダンサーズ)が来てくれて、曲に応じてワーッと踊る演出があるんですけど、今って授業でダンスをやるわけでしょ? ということは今の時代、ダンスは身近なものってことですよね? 僕としてはダンスは踊るのが得意な特殊な人がやるもんやと思っていましたけど、ダンスをするのが普通になっている時代が来ているのに踊らへんわけにはいかへんやろっていう」

サンコンJr. &ジョンB「おっ!? 言いましたね(笑)」

トータス松本「知らへんけど(笑)。だけど、演出としてはダンスはめっちゃ効果的やと思う。演奏しながら足のステップだけ合わせてとか、ああいうのもベタなんですけど見たらすごく気持ちいいんですよね。ステージが華やかになるから。ああいう風なことはまだやれるんじゃないかな。……やるかどうかは分かりませんけど(笑)」

――楽しみにしています(笑)。当日来られる皆さんへのメッセージもお願いします。

トータス松本「当たり前のことしか言えないですけど、日頃のいろんな面白くないこと、やるせないこと、切ないこととかがあると思うんですよね。それをヤッサの会場でバーッて捨てて帰ってくれたらいいなと思います」

ジョンB「毎年『ここに来たら楽しい!』というお祭りのイベントなので、そう思ってもらえるものになればいいなって僕らも思っているし、お客さんにもそれが伝わっていたら嬉しいですね」

――では、最後にヤッサに向けての意気込みもお願いします。

ジョンB「楽しみますよ!」

サンコンJr.「本当に楽しみにしています」

トータス松本「僕は今までで一番楽しみたい。20回目が一番楽しかったって言えるように楽しみたいですね」

TEXT:金子裕希

 

"20th & 25th Anniversary"
OSAKAウルフルカーニバル
ウルフルズがやって来る!
ヤッサ!20/25


▶▶特設サイト
▶▶オフィシャルサイト
▶▶X(Twitter)
▶▶Instagram


大阪公演

|日時|2025/05/24(土) 16:30
|会場|万博記念公園・もみじ川芝生広場
▶▶公演詳細

一覧へ戻る