- 公演終了

感涙必至の「芝浜」で一年の締めくくり
今年2月に35周年記念の独演会をフェスティバルホールで行った立川談春が年末、再びやって来る。あるインタビューで「周年は初期化」と答えた談春にとって、客席数2700人のフェスティバルホールは、大阪のホームグラウンドの一つ。2013年に現在のフェスティバルホールのオープニングを兄弟子の立川志の輔と共に飾った後、ほぼ毎年のように独演会を開いてきた。コロナ禍で京都・兵庫でも予定していた35周年記念の独演会が中止された54歳の談春は、どんな思いで年末のこの舞台に立ってくれるのだろうか?
今回披露する演目の一つは「芝浜」。08年に建て替え前のフェスティバルホールで、ホール史上初の落語の独演会で披露して大喝采を浴びた伝説の演目だ。当時の名演技を記憶している人も多いかもしれないが、大阪での披露はなんと3年ぶり。心打つ人情噺(ばなし)は感涙必至だ。もう一つの「御神酒徳利(おみきどっくり)」は、話の発端が年に一度の大掃除。江戸から大阪へ旅をして、はらはらさせながら最後は大団円を迎えるハッピーなお話。どちらも年の瀬に聞くにふさわしい演目だ。自身の年代に合わせて、どの登場人物に強く思い入れるかを決めて演じ方を変えているという談春が、どんな話芸を披露してくれるのか。期待を込めて待ちたい。
演目:芝浜/御神酒徳利
日時 |
2020/12/28(月)18:00(開場 16:30) |
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会場 | フェスティバルホール |
金額(税込) |
¥5,500 |
備考 |
全席指定 |
発売日 | 公演終了 |
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